KIB: kurogane in black

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あらためて、「史上類例を見ない残虐な植民地支配」

米本さんのところの記事とかを読んで、改めて思ったが、統一教会の人たちの神・サタン観って、映画ワンダーウーマン(2017年)の、最初のころのダイアナの見方に近いよなと思った。

戦闘神アレスが第一次世界大戦当時のルーデンドルフ将軍であり、彼を倒せば人類は本心をとりもどし、人類全体が平和になるというやつ。

残念ながらそんなことはなく、スティーブン・トレバー大尉は命を懸けて毒ガスの危機を防ぎ、ダイアナの覚醒の契機を作った。

トレバー大尉やいい奴だ。

もう映画館ではやっていないので、レンタル開始したら一度見たらよいと思うよ。

エンターテイメントとしても良くできていると思うし。





ところで、そんな第一次世界大戦ワンダーウーマンが大活躍していたころのお話。(笑

韓国人が、そして統一教会もやたらあちこちで利用する、柳寛順女史が日本帝国による残虐な拷問によって獄死した、という3・1独立運動が起きたのが1919年。

その4年後には、なんと韓国人女性がアメリカに留学していて、そしてその人が作ったのが梨花女子大。


楽韓Webさんでこんな記事があった。

梨花女子大学の初代総長を「親日派」として糾弾する案内板が外される……ムン・ジェインによる親日清算の力はこんなもんじゃないはず!

<楽韓Webさんから引用>
 シンシアリーさんによると、朝鮮YWCAを設立したり、1923年の時点でアメリカの大学に通っていた「韓国最初の女性博士」なのだそうです。
 でもチニルパ。創氏改名もしていたそうです。
 女性がアメリカの大学に留学できる「史上稀に見る残虐な植民地支配」なぁ……。
<楽韓Webさんからの引用終了>

楽韓Webさんだけでなく、コメントにもいっぱい突っ込みはいってます。

アメリカの開拓時代のインディアンに対する態度とか、黒人奴隷の扱いとか、それらよりももっと残虐といえるのか?

アメリカで黒人奴隷を認めるかどうかで激しい内乱(南北戦争)があったのが1861年から1865年。
リンカーン大統領が有名なゲティスバーグ演説を行い、南北戦争に勝利したのが1865年だが、同じ年に暗殺されている。

しかし、ここから10年もあとの1876年に、黒人による公共施設の利用を禁止するジム・クロウ法が成立した。
奴隷解放戦争といわれた南北戦争の後で、だぞ。

このジム・クロウ法が廃案になったのは、なんと今からたった53年前、1964年だ。

マルチン・ルーサー・キング牧師が有名な「I Have a Dream」演説を行ったのが1963年。まだジム・クロウ法は生きていた。だからローザ・パークスのバス事件なんかも起きたわけだが。

ちなみに、アメリカ最初の黒人のオリンピックメダリストは1904年のジョージ・ポージだ。リンク先のWikiにあるように、アメリカ発の黒人メダリストにして大学も卒業していたジョージ・ポージにしてもジム・クロウ法により就職には苦労したとある。

そんな時代に、日本では植民地の女性がアメリカに留学?

今の韓国人からすれば、それは親日派という大罪の対価として得たものという認識なのだろうが、奴隷以下の扱いだったら留学なんかさせてもらえるはずもない。

それは文鮮明にしたって同じ事で、早稲田大学なのか早稲田なんとかなのか知らないが、本当に「史上類例を見ない、あるいは稀に見る残虐な植民地支配」なんだったら、日本につれてきて奴隷労働だけさせられているだろうよ。

ところが日本では、朝鮮半島最初の女性留学生だったり博士だったりがいて、後のトップ女子大学を作っていたり、朝鮮半島出身の国会議員がいてみたり、朝鮮半島生まれで平民出身の日本帝国軍将校がいたりする。

公共施設の利用が1964年まで禁止されていたこととくらべて、残虐な扱いなのかこれ?


統一教会の人たちは、「史上類例を見ない、あるいは史上稀に見る残虐な植民地支配」を日本が行ったと教義のなかでも説明していた。

その内容として韓国が受けたのは何なのか、これらの事例をも踏まえて説明してもらえないだろうか?