これはヒドイ
皆様、あけましておめでとうございます。
昨年から激動の状況が収まることなく、緊張状態が続いておりますが、以下がお過ごしでしょうか?
さて、年があけたばかりというのに、かなり古いものなのですが、なぜかつい最近、田原総一郎氏の記事を目にしました。
これはヒドイ。
いくならんでもこれはヒドイのではないか?
明らかになった韓国の意外な対日感情
引用先を見てもらえば明らかなように、これは昨年6月16日に公開されたものである。
ぱっと見てひどすぎると思うのがこの部分だ。
<引用開始>
6月13日付の読売新聞朝刊に、興味深い記事があった。読売新聞社と韓国日報社が共同で世論調査を実施し、ムン新政権が発足したことによる、今後の日韓関係への影響を聞いたものだ。
日本では、「変わらない」が70%、「悪くなる」が20%、「良くなる」が5%。これに対して、韓国では、「良くなる」が56%、「変わらない」が32%、「悪くなる」が7%だった。
この結果をどう読むか。僕は韓国国民が日韓関係に対してある種の「期待」をしていると受け取った。日本人の多くは、「韓国人は反日感情が強いから、日韓合意にも反対している」というイメージを持っている。ところが、今回の世論調査によると、韓国人の方が日韓関係について前向きに考えているようだ。
この結果を見ると、日本人の韓国に対するイメージは、韓国人の日本に対するものよりネガティブだ。もっと言えば、韓国が日本に対して反日感情が強いと言うが、意外に日本人の韓国に対する嫌韓感情のほうが強いのではないか。これこそ重大な問題である。
<引用終了>
なお、強調は引用部を明示するためにかけたもの。
2017年6月13日といえば、韓国では文在寅氏が大統領に就任して1ヶ月しかたっていない時期にあたる。
元々、文在寅氏は李明博および朴槿恵両大統領がやってきたことを全否定するために生まれた大統領と言ってよい。
特に、朴槿恵前大統領が締結した日韓合意を破棄または再交渉することを掲げて大統領選挙で当選し、その公約に基づいてタスクフォースを康京和外交部長官の下において、破棄または再交渉の道を探ろうとして来たことはつい最近の出来事を見ても明らかだ。
こんなのは今、振り返ってみたらそうであることが分かったとかいう類のものではなく、当時からというかそもそも大統領になった時から誰もが知っている話だった。
そんな文在寅大統領を戴く韓国人が、韓国の立場から見て韓日関係がどうなるか?というインタビューを受けて韓国人が答えたら、
・文在寅大統領が朴槿恵のせいで結ばされた韓日合意を破棄してくれる
・そして、再交渉することで、きっと韓国人にとって好ましい韓日合意を新たに結んでくれるに違いない
という期待をこめて「良くなる」と回答するだろう。
田原氏がおっしゃる、『韓国国民が日韓関係に対してある種の「期待」をしている』という言葉だけを捕らえるなら、そりゃ上記のような『ある種の「期待」』はあるだろうが、ここで田原氏によって述べられている様な、そして日本人の立場で考える「好ましい日韓関係」への期待なんかを持っているわけではない。
それこそ、日本人がよくならないと考えている以上に酷い「韓日関係」への期待が高まったという意味で「良くなる」と言っているだけに過ぎない。
つまり日本人の謝罪は十分ではなく、国民感情も納得していなければ補償も十分ではなく、10億なんてはしたがねではなく、厖大なカネを払ってくれなくちゃ困るという意味での期待でしかない。
それを期待されることが明らかであると知ってしまった日本国民が、今更、日韓関係が良くなるなんて微塵も思えないと回答することのどこが問題なのか、私にはさっぱり分からない。
結局、康京和外交部長官の昨年末の訪日やその後の文大統領の態度から、田原氏の見方は少しも正しくなく、当時の日本人のアンケートへの回答は正しく韓国の反応を見通していたことが明らかになってしまった。
・・・
いまさらこんなの、皆既日食が来た後で天変地異が起きただろう!とか騒ぐ下手な予言者みたいな感じで恥かしいだけだが、そんな恥をさておいてもひどすぎるとおもったのでメモ代わりにかいて置こう。
田原総一郎氏は、今この記事を読みなおしたらどう考えるのだろう?
今はウーマンなんとかのお笑い芸人のフォローでそれど頃ではないのかもしれないけれども。
昨年から激動の状況が収まることなく、緊張状態が続いておりますが、以下がお過ごしでしょうか?
さて、年があけたばかりというのに、かなり古いものなのですが、なぜかつい最近、田原総一郎氏の記事を目にしました。
これはヒドイ。
いくならんでもこれはヒドイのではないか?
明らかになった韓国の意外な対日感情
引用先を見てもらえば明らかなように、これは昨年6月16日に公開されたものである。
ぱっと見てひどすぎると思うのがこの部分だ。
<引用開始>
6月13日付の読売新聞朝刊に、興味深い記事があった。読売新聞社と韓国日報社が共同で世論調査を実施し、ムン新政権が発足したことによる、今後の日韓関係への影響を聞いたものだ。
日本では、「変わらない」が70%、「悪くなる」が20%、「良くなる」が5%。これに対して、韓国では、「良くなる」が56%、「変わらない」が32%、「悪くなる」が7%だった。
この結果をどう読むか。僕は韓国国民が日韓関係に対してある種の「期待」をしていると受け取った。日本人の多くは、「韓国人は反日感情が強いから、日韓合意にも反対している」というイメージを持っている。ところが、今回の世論調査によると、韓国人の方が日韓関係について前向きに考えているようだ。
この結果を見ると、日本人の韓国に対するイメージは、韓国人の日本に対するものよりネガティブだ。もっと言えば、韓国が日本に対して反日感情が強いと言うが、意外に日本人の韓国に対する嫌韓感情のほうが強いのではないか。これこそ重大な問題である。
<引用終了>
なお、強調は引用部を明示するためにかけたもの。
2017年6月13日といえば、韓国では文在寅氏が大統領に就任して1ヶ月しかたっていない時期にあたる。
元々、文在寅氏は李明博および朴槿恵両大統領がやってきたことを全否定するために生まれた大統領と言ってよい。
特に、朴槿恵前大統領が締結した日韓合意を破棄または再交渉することを掲げて大統領選挙で当選し、その公約に基づいてタスクフォースを康京和外交部長官の下において、破棄または再交渉の道を探ろうとして来たことはつい最近の出来事を見ても明らかだ。
こんなのは今、振り返ってみたらそうであることが分かったとかいう類のものではなく、当時からというかそもそも大統領になった時から誰もが知っている話だった。
そんな文在寅大統領を戴く韓国人が、韓国の立場から見て韓日関係がどうなるか?というインタビューを受けて韓国人が答えたら、
・文在寅大統領が朴槿恵のせいで結ばされた韓日合意を破棄してくれる
・そして、再交渉することで、きっと韓国人にとって好ましい韓日合意を新たに結んでくれるに違いない
という期待をこめて「良くなる」と回答するだろう。
田原氏がおっしゃる、『韓国国民が日韓関係に対してある種の「期待」をしている』という言葉だけを捕らえるなら、そりゃ上記のような『ある種の「期待」』はあるだろうが、ここで田原氏によって述べられている様な、そして日本人の立場で考える「好ましい日韓関係」への期待なんかを持っているわけではない。
それこそ、日本人がよくならないと考えている以上に酷い「韓日関係」への期待が高まったという意味で「良くなる」と言っているだけに過ぎない。
つまり日本人の謝罪は十分ではなく、国民感情も納得していなければ補償も十分ではなく、10億なんてはしたがねではなく、厖大なカネを払ってくれなくちゃ困るという意味での期待でしかない。
それを期待されることが明らかであると知ってしまった日本国民が、今更、日韓関係が良くなるなんて微塵も思えないと回答することのどこが問題なのか、私にはさっぱり分からない。
結局、康京和外交部長官の昨年末の訪日やその後の文大統領の態度から、田原氏の見方は少しも正しくなく、当時の日本人のアンケートへの回答は正しく韓国の反応を見通していたことが明らかになってしまった。
・・・
いまさらこんなの、皆既日食が来た後で天変地異が起きただろう!とか騒ぐ下手な予言者みたいな感じで恥かしいだけだが、そんな恥をさておいてもひどすぎるとおもったのでメモ代わりにかいて置こう。
田原総一郎氏は、今この記事を読みなおしたらどう考えるのだろう?
今はウーマンなんとかのお笑い芸人のフォローでそれど頃ではないのかもしれないけれども。