KIB: kurogane in black

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絶対的な権力は・・・ (元記事の投稿日:2005年7月18日)

楽天ブログが閉鎖されてしまいました。削除されてもバックアップはとってるので、復元はできます。

以下、元記事は楽天ブログに2005年7月18日に公開したものをそのまま復元した文章です。
参考:元URL(現在は表示されません。)
http://plaza.rakuten.co.jp/kuroganeyashiki/diary/200507180001/

<以下、元記事の復元内容です。>

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イギリスのアクトン卿(本名 John Emerich Edward Dahlberg Acton 1834-1902)によって語られた「あらゆる権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に堕落する」は、やはり真実なのでしょうか?


統一協会内における絶対的権威者にしてこの世の救世主が、ウェブでの自分の評判が良くないことを聞いて、そのような悪評を流している所を打ちなさい、と宣い、具体的には告訴もするように言っているらしい、という記事を目にしました。



統一教会においては、絶対者である方の発言は、絶対かつ無謬であり、これに従わないものはサタン扱いされるので、批判や反対、諌言などがあり得るはずもなく、従って、統一協会内においては、例のベーリング海峡架橋プロジェクトのような極めて現実的に価値がないものでさえ、彼らの御用学者が「これは実現不可能である」とでも言わない限りは沙汰止みになることはなく、なったところで、今度は全然違うところをつなげることが神の御心であると、看板を書き換えるだけに違いない。


先ほど、そのような統一教会による統治の世界を、太陽王ルイ14世の世と比べた記事を書きましたが、そんな絶対的な権力を持った所が、ウェブで自分たちの主張と反対の事を書いているからと告訴を始めるようでは、いよいよ彼らが権力を持った日には、絶対王政になって言論弾圧すら辞さない強圧政治を繰り広げる可能性が高いことが立証されたようなものです。



真の伯父という方のHPで、

ネット上で自分の評判が良くないと知って、身内に、やつらを訴えてくれよ、と息巻く人って、どうなんでしょうか。
納得できなければ、自分で反論なり説得なりをしなければならないのだが、
むしろ、年の功を積んだ人なら、不徳の致すところ、身から出た錆か、と自省するものではないかと思う。


という感想が、一番実感としてはしっくりくるのだが、この世のサタンを滅ぼし、神様を中心とする地上天国を実現しようという方々の目指す世界は、げにも恐ろしき恐怖政治の世界である事よ。


つい最近、テレビで放映されていたスターウォーズシリーズにおける「皇帝とダースベイダーの支配する帝国」のような世界ですね。


あんな感じの「地上天国」という名のエンパイアに住んでみたいという人はいますでしょうか?



※なんとなくそれはエンパイアではなくてバンパイアみたいに見えてしまうが・・・