KIB: kurogane in black

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無知の知の無知ぶり

3つ巴(どもえ)のバトル!-もっと激しくやりなよヽ(´∀`)ノ

につけられた「無知の知」さんのコメントから引用する。

<引用開始>
2 歴史を喩えたメタファー

真の家庭の後継者争いを見ると、日本で起きた応仁の乱に重なって見えます。応仁の乱も、後継者争いの戦いでした。

応仁の乱により、京都は焼け野原になり、中央集権は弱まり、地方に力が拡散していく時代になっていきました。

これゆえ、各地で戦国大名が台頭していきます。最終的に、織田、豊臣、徳川という流れの中、大きな節目として、豊臣秀吉が小田原参陣を呼びかけ、北条家に武装解除を迫り、日本は再度統一されていきました。

私は、この流れを、統一教会でも再現できると思っています。

すなわち、3派の分裂による後継者争いの代理戦争をするのではなく、この代理戦争と距離を置きながら、自分の故郷に戻り、ホームチャーチ・氏族メシア活動を勝利し、勝利した氏族メシア達が、氏族メシア連合を作り、分裂した真の家庭を包囲し、真の家庭に対立解除を迫るという事です。
<引用終了>


goutさんがすでに突っ込みを入れている。
しかしだ、それにしてもこの無知の知さんのこのコメント。これはいろいろとひどい。

無知の知さんが何か分からないけれども何かのビジネスを立ち上げ、それで成功して自分でビザまで取ってアメリカに行ったりしているのは素直に凄いと思いますよ。

元信者も、自分で幸せになるようにみたいなうえから目線のコメントが後からエフィカシーだかなんだかで書かれているけれども、まあそこはおいておく。


この歴史を喩えたメタファー以前にも、韓国で被害に苦しむ日本人女性への共感が欠如したコメントも凄かったが、この歴史を喩えたメタファーの内容は、これまた同じくらいに酷い。

応仁の乱以後の混乱から戦国大名が台頭してきて、織田や豊臣、そして最終的に徳川がでてきたようなことが統一教会でも再現できる、などとのたまう。


勝利したホームチャーチでの氏族メシアたちが氏族メシア連合を作り、分裂した真の家庭を包囲して対立解除を迫る?氏族メシアに集うホームチャーチのメンバー達は、戦国大名に従う武将扱いなのか?

真の家庭の分裂が統一家にとっては最大の重要関心事であるだろうから、そこに向けてポイントを絞っている、とでも言いたいのかもしれない。

しかし、この人の書く文章からは、地の塩となって輝く市井の人たちの息遣いも、呻吟する声も何も聞こえてこない。結局は経済力を背景にし、数を頼んで戦国大名ごっこをやることがホームチャーチとか考えてそう。

なるほど、どおりで韓国でDVに苦しむ女性達への共感も感じられないはずだよ。


そういう人たちを救うためにも経済力が、とか言いますか?

叔母さんがたが手のひらを返した?

それは良かった。


じゃあ、いずれ無知の知さんが台頭してきて、勝利した氏族メシアの基盤とやらを引っさげて、歴史の表舞台に登場してくるのを楽しみにしていることにするわ。


ああ、書いていて思い出した。

速読とか、大量の本を読むとか、なんか昔にたようなのがいたなと思ったが、黒田かんごに近い雰囲気を持っている。彼の二の舞にならないことを、無知の知さんの氏族のためにもお祈りしておく事にしよう。

彼もその知識と、意味不明な神様との対話を誇っていたし、一時期、なんでか不思議な派閥グループすら形成されていたが、人格のなさと他人を見下して誇っていた知識が穴だらけであったことがばれて、消え去ってしまった。彼は2013年には打って出るとかいってたような記憶があるが、今年は2012年ぐらいだったのかな?

数百年語られてきた、このことばを改めてかみ締める今日この頃。


祇園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、 盛者必衰のことわりをあらわす。
おごれる人も久しからず、 ただ春の世の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ、 偏に風の前の塵に同じ。


                          平家物語 祇園精舎