KIB: kurogane in black

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彼に戻る理由はないと思う

先ほど、ひとすじにいくさんへの批判記事を書いていて思った事がある。


私は、既にUCの看板を下ろし、そんなものどっかのドブにすててきて、二度と戻るつもりがない立場にいる。
したがって、UC本体側か三男側か、どちらが勝とうが終了という状況をみても何の感慨もないし、どうせ明るい未来なんか残っちゃいないと思っている。


どちらからも客観的な立場にいる人(私)にとって、今のUCの状況がどう見えるのかについて、ちょっとだけ触れてみたいと思います。



どちらも滑稽だ、というのはこの際、脇に置いておきましょう。



まず、本体側の人たちは一生懸命に「顕進様、お父様の下にお帰り下さい」と書いている。


でもさ、落ち着いて考えたら、その人に文鮮明の元に帰る理由も動機もないと思いますよ。


お父様が作った組織のものを横取りしていったと言いますが、この世の法律的には合法的に権限が譲渡されているのではありませんでしたか?

文句あるなら裁判やれば、ってことで裁判やって負けているのでしょう?


ひとすじにいくさんの記事に対するコメントでも書きましたが、すべてを失う事が全てを取り戻す道って、今、重要な資産を押さえているのは顕進氏なんだから、「全てを失ってから改めて取り戻す」なんて、そんな面倒くさいことをする理由がない。



また、親子なんだから奸臣がいたって二人でじっくりと腹を割って話し合えばって言うけどさ。。。

君ら、よくそんな事を恥ずかしげもなく語るよな。

親子兄弟だろうが、血で血を洗う抗争だってありうるのが人間の歴史だった、というマクロな話もある。

けどさ、UCの信者になってしまった子供達が親のいう事を聞かずに、行方も知れずに雲隠れするように信仰していて、親と腹を割って話をしたって別に親の意見を聞くつもりがなかったのが君達食口でしょう?

自分達だって親のいう事を聞いていないし、親と腹を割って話すこともしてないのに、どうして文の親子はそれをすれば問題が解決すると思うのか?

君らだって、「親には奸臣(反対牧師)がいるから」といって、親の所に帰らない/帰れない人が一杯いるじゃないか。

違うのか?


あっちとこっちでいう事が違うのは、その親は堕落した親で、こちらの親は真の父母と真の子女だから違うって言うか?



馬鹿も休み休み言えよな。


じゃあ、もし君らの親が、このひとすじにいくという人の記事を見せてきて、「親子なんだから腹を割って話せば、奸臣=反対牧師がいたって大丈夫だ」と言っているじゃないか、といわれたら、君達はなんて返事するの?


「はい、あなたは偽りの親で、こちらは真の父母ですから」なんて言う馬鹿はいない・・・とは断言できなさそうな所が恐ろしいんだけどさ。



いずれにしたって、君達はあちらとこちらでは説明が違う事を、どう整合させるつもりなのですかね。





まあ良いや、それは置いておきますか。顕進氏が戻らないと思う理由なんか、私がみたっていくらでも上げられるんですよ。





君ら、親子だから奸臣がいたって、ちゃんと話をすれば聞いてくれるとか、言いますけど、顕進氏はそう思っていると本気で言えますか?


子供達は殴られて育てられてきたとか、誰か(ひとさとさんだったかな)が書いていたけど、これは他の人達も認識しているのではありませんか?

文鮮明を直接知らない人間が、勝手な想像で「お父様は真の親だから」と思っているのと同じように顕進氏も考えているとは限らないと思いますよ。


それどころか、そもそも潜在的な恐怖心を抱いているかもしれない。さらにサタンとか呼ばれているのを見ながら、ますます距離感を感じることでしょう。


これは本人がそう感じるものなので、周りの人が「大丈夫です」なんて言ったって無意味でしょうよ。



それに比べて、彼についている郭氏でしたっけ?この人は何弟子になるのか、もう覚えてもいませんけれども、文鮮明から「子供の教育はお前たちの責任だ」みたいなみ言があるのを見ても、また堕落人間であって祝福を授かり原罪を清算していただいた立場として、かつては文鮮明に侍り、同じく子女様達にも侍ってきたことでしょう。

さらには、顕進氏の義理の父親なんだっけか?

そりゃ、郭氏は顕進氏を大事にしただろうし、顕進氏は郭氏に対して、文鮮明以上に親近感を持ち、情的なつながりも強いだろうなと私なんかは思うわけですよ。

皆さん、どう思います?


そんな郭氏を「サタン」と呼ばれたら、顕進氏がどう思うか?

私はもう一つしかないと思うんですけどね。





他にもまだ、顕進氏が戻らないと思う理由はいくらでもありますよ。


顕進氏が今の活動をするにあたっては、後援者もいるし自分の部下となっている人もいる。彼らは自分のために一生懸命に働いてくれている人達です。(そのやり方がどうなのか、ブラジルで見せた態度はどうか、とか、そういう事は今回は評価の対象にしていません)

もし、顕進氏が文鮮明の元に帰れば、>顕進氏が自分は許されたとしても、彼ら後援者や部下達はどうなるだろうか、と考えたとき、顕進氏はどう思うと皆さんはお考えですか?


理由や原因はどうあれ、この混乱の責任は誰かがとらされる。

「自分は息子として、無罪放免されたとしても、後援者や部下達は責任を取らされるだろう。それだけは、これまでのことを考えてもできない」と思うと思いますが、いかがでしょうか。




さらに駄目押し。


顕進氏の立場から考えて、文鮮明がどう見えていると思いますか?

「自分の周りの人間をサタン呼ばわりし、自分が戻ってもきっと処罰を下そうとするだろう、しかし、そもそも、あと何年か、あるいは十数年、持ちこたえれば、どうせあの爺様は死んでしまう。そうすれば経済を握っているものが勝つ」



非常に冷たい書き方をしていますが、これまでの経緯をまとめると、これぐらいの事を考えていたっておかしくはない。

以下、想像で書きますが、これぐらいの事を考えていないなどと誰が言えるでしょうか?(つまり、これぐらいの事を考えていたって、まったくおかしくはないでしょう)

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・落ち着いて考えれば、「チャンプモニム・オンマンセー」だけを繰り返す末弟では宗教的カリスマはなく、
 ほとんど献金もあつまらない。

・すぐ下の弟も、離婚騒動が問題になった事から、本流のトップとして不適格とみなされるだろう。

・どうせ爺様が死んでしまえば、分裂は必至。その時、実際の基盤を握っていたものが勝ちだ。

・今、戻ったって良い事は一つもない。戻る理由がない。なぜ戻る必要があるのか。
 あと少しの辛抱なのだ。

*****************


さて。如何でしょうかね?


顕進氏の事を推測してみると、

親子関係が良いとも言えず、戻っても厳しい処分がまっていることは明らかで、
資産も合法的に自己の支配下にあり、裁判でも勝利しているので、この世の法でも認められている。
自分と情的につながりがあり、親戚でもある人をサタン呼ばわりするような人の所に戻って
自分の後援者や部下を犠牲にし、路頭に迷わせてでも今帰るべきか
どうせ後数年、我慢すれば、本家の方が分裂して、経済基盤もないことから崩壊する事は明らかだ

と考えていてもおかしくない顕進氏が、文鮮明の元に戻る理由など一つもないと思いますが。


「それでは摂理に反する」とか「お父様の願いに云々」なんて言われたってさ、だから上で列挙したような強い理由を覆すだけの動機につながらないでしょうと。


そもそも、自分たちのやっている事の方が摂理にかなっていると主張しているんだし。彼らからすれば、どうしてこんな間抜けな本家に屈しないといけないんだくらいの事を思っているかもしれないんですよ?


それでもあえて「文鮮明の元に帰りましょう」と周りから言われて、「はいそうしましょう」と返事したくなるような動機をもたらす理由って、何かありますか?



私には見つかりません。


それなのに、「顕進氏はお父様の下に帰るべきだ」と、外野に叫ばれてもね、と本人も考えるんじゃないでしょうか?




だから、顕進氏に本気で戻って欲しいと思っているなら、ブログで阿呆みたいなツブヤキを列挙して、馬鹿さ加減をさらすのではなく、もっと他にすべき事があるでしょうと思うのですが。



いずれにしても、私は顕進氏がUCに戻る事はなく、文鮮明の死亡が先。そして結局は皆分裂して訳が分からなくなるという未来しかないと思っています。

そんな事はない!と憤る皆さんの自由は喜んで保証いたしますが、その主張を裏付ける実績がなくては、「そんなことしかないだろう」と思うだけですが。

そもそも、顕進氏に帰れと主張する人たちは、結局、顕進氏が戻ったら、これまでの混乱が直ぐに収まるとでも思っているのでしょうかね?

その時は郭氏はサタンの元から解放された宣言でもするのかな?


そして、今までのありとあらゆる裁判の尻拭いは日本人食口の献金ですか?それって、いったい誰が何をした事に対する蕩減なの?




そこまで含めて、きちんと清算が可能と考えていらっしゃるのでしょうね?



だって、この世のありとあらゆる争いに終止符を打つんでしょう?





こんなことぐらい、とっくの昔に考えつくされていて、着々と手が打たれるのかなと普通は思うわけですが、どうもそうではないのですね。


こんなのでは、とても世界の宗教統一だとか争いを終結するとか、全人類が神様の子供となってとか、私にはとてもそうは思えませんけども。



ま、頑張って。期待していますよ。(多分、皆さんの考える内容とは違う方向でしょうけども)