KIB: kurogane in black

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創造原理の実践では天国なんかできないという実例みたいなもの

黒田かんご氏がなぜか、やたらとUCの本家側のトップの一人、国進氏の発言を支持するかのような記事を書いている。


「支持するかのような」と書いたのは、「国進氏のいっていることが正しい」などという、妙に上から目線で、「どれどれ。うん。国進君。君のいう事が正しいよ」みたいなニュアンスを感じるからだ。

つまり支持ではなく、彼は「判定」しているかのような書きっぷりだ。


私はやめた人間なので、国進氏に対して上から目線であることなんぞどうでもいいのだけれども、すべからく、そういう態度の人間は、他の人間に対しても同じような態度を取りがちだ。

実際に彼のこれまでの行動をみれば、その見方はあながち間違っているとは言えまい。



ところで、私はひとさと氏の言説には、深く共感するところが多いのだけれども、それでも相容れないのが、創造原理の実践で天国ができるというくだり。

「じゃあ、どうするの」って言われても、そんな質問に答えられるなら、私もひとかどの宗教団体の教祖をやってますよ。きっと。


全人類が少しずつ、全体がよくなるように努力すること。その総和がネガティブな働きより上回っているなら、全体がよくなるだろうというぐらいの事しか言えない。


ひとさとさんが、過去のすべてを否定することになるので、全否定はできないと仰る気持ちはわからないでもない。

でも、中途半端に残しておいたからってよくなるものでもないと思いますよ。たとえ人生の半分以上をこんなものに賭けてしまったがために、全否定するのはツライとしても。



ここから先はひとさとさんに対してではありません。国進氏の発言を是とする食口向けですね。



私は国進氏なんかは自分の「力による正義」をなかば原理を利用して正当化していると思っています。



ご子女様である国進氏に対して真っ向から反対意見を言える人などいるはずもなく。せいぜいが質問どまり。

その質問に対しても、「これはお父様が了解している」といわれた瞬間、それ以上の突っ込みなんかできないのが食口の悲しい性。


国進氏のような、原理を曲解だか誤解して、勝手な理想論をひねり出す人がでてきてしまった以上、ひとさとさんの創造原理を実践すれば天国ができるというのも、「そうでないとは言えない」ぐらいの、無数にある意見のひとつになりさがってしまいました。


ああ、私は「国進氏のような、原理を曲解だか誤解して」と書きましたけど、私が正しい理解をしているとは思っていません。

でも食口の皆さんの中で、「これはおかしい」と思う人が、少なくとも複数いるということは、やはり何かおかしな理解をしているという事でしょう。だから上のように書いただけです。



国進氏の理解・発言が、原理的にも絶対に正しいと仰る方は、国進氏の発言について疑問を呈する人たちに対して、「反論の余地を与えない」ほどのきちんとした回答をすることですね。


もしそんな見解が提示できるんなら、食口の皆さんの動揺を抑えることもできるわけですし、効果は大きいと思いますよ。



もっとも、黒田かんご氏の発言をみて、「なるほど」とは思いませんでしたけど。

国進氏の発言についての考察という観点でみるなら、パシセラ氏の発言の方により共感しました。
あえて言うなら、というニュアンスでですけども。

だいたい、神様が最初に願った創造理想の世界に、銃をもって力で主管するなどというのが正しいという見方があるなら、これまでの人類歴史と変わるところはないと思いますけどね。

レーガンスターウォーズを進めたおかげでソ連が崩壊したとか、そういう力の論理の延長戦上に地上天国があるなら、なぜメシアが必要なのかも良く分かりません。


神の愛によって堅く結ばれている兄弟姉妹が、銃をもって統率し統率される世界・・・・



これを神様が理想とした地上天国の姿だと理解しろとか、どうしたって無理ですけど。



正直な私の感想を言わせてもらえば、

「神様の愛によって全人類が兄弟姉妹としてひとつに結ばれる、心情のゆかりで築かれる天国なんてものはありえないんだ」

ということを御曹司が主張してしまったと思っていますけどね。


違う?

じゃあ、説明をよろしく。