アメリカ統一教会の責任者だった人が何番目なのか、もはや覚えてもいませんが、今度は4番目の方が同じような問題で辞任しそうな勢いですね。
これについては、まだ公式的な見解は発表されていませんから、今の段階ではあくまでもうわさに過ぎないのでしょう。
しかし、このニュースを見て「衝撃」とか書いている人がいることの方が衝撃でしたね。私としては。
文家の家族関係を考えてみれば、逆に清廉潔白な子供がいるほうが不思議だと思いますけどね。
だって、皆さんはどう思っているか知りませんが、少なくとも文家においては自分達には異母兄弟姉妹がいることは知っていたわけでしょう?
そして異母兄弟はさておいても、長兄である故孝進氏がどういう素行をしていたかは良く知っていた。
しかし、それでも特別に追放されたり勘当されることもなく、「祝福」を受け、さらに離婚後にもあらためて「再祝福」を受けたのを見れば、「ああいうことをしても問題ないのだ」と考えるでしょう。
文家の子どもであっても所詮、人間。
かわいい女の子がいれば情が流れるだろうし、関係が近くなれば、心情的な交流だけでなくてもっと直接的な関係にまで発展してしまうこともあるでしょう。
そして、「一線」を越えるときに、「こんなことをしても大丈夫か」と思ったとしても、頭に浮かぶのは、自分達にいる異母兄弟の事や、お兄さんの事。
「自分がこの線を越えても大丈夫」という後押しになるような出来事はたくさんあるでしょうが、「ここでこの線を越えてはいけない」と踏みとどまらせるような要素はありません。
(誰が、彼らご子女様に、日本の教会生活並みの厳しい原理教育を施し、男女関係の分別を教えることができたでしょうか?)
原理が正しいという(ほぼ無限大にありえない)仮定をしたとしても、そこで禁じられている内容を彼らが想起するチャンスはほとんどない上、彼らがたやすく「その一線を越えて行ってしまえること」は火を見るより明らかだと思いますが。
老婆心から申し上げておきますと、UCの信者の皆さんは、これから先、「せめて同じようなスキャンダルがないこと」を心配しなければなりませんし、そしてUCの次の体制をどうしていくべきなのかを真剣に考えなければいけないと思いますけどね。
信者として信じたい気持ちは理解できますが、せめてレーガン大統領がかつて多用した「信じるが、検証する」姿勢が、今こそ必要な時ではないでしょうか?