私が直接言われたわけじゃないんだけども、先祖解怨したからといって、それだけでは中間霊界にも行けない、摂理は重いというツイートを見ました。
それは重要な指摘だと思うので、私宛かどうかを抜きにして個人的な見解をメモしておこうと思います。
これを模式的に表現したのがこの図。
— NIR: Nicholas in Red (@KuroganeInBlack) 2022年8月25日
アダム・イブからほんとに430代かとか、人類歴史が たったの6000年の訳はない、といったことはこの際脇によけておきます。
それを議論するためのツリーじゃないので。
一番下の楕円は2022年現在地上に生きている全人類。
そこに先祖解怨をした信者３人がいます。 pic.twitter.com/U42NawcdHA
その方が統一教会の教義に対してどういう姿勢なのかは分かりません。しかし、たぶん現役信者としては同じように感じる人も多いだろうとは思います。
統一教会の信者・元信者を問わず、霊界が本当にどうなっているか見てきた人はいないので、私のこれらの見解は統一原理や統一教会の霊的役事の説明が正しかったら、人間はどう行動するのか？という観点で検討した結果となっています。
私は先祖解怨の役事の前に辞めましたが、それでも霊界通信などの情報は現役信者の皆さんが誇らしげに公開してくれていましたので、それらの情報は入手し、その後の様子をずっと見守ってきていました。
現役信者が「先祖解怨批判」に対して反論する趣旨をラフにまとめて言うなら次のようになることでしょう。
霊界や摂理は堕落人間、ましてや元信者の理解の及ばない範囲にある。
このため、先祖解怨したから自由に動き回れるわけではない。
それどころか中間霊界にまで到達しているか怪しい。
人間堕落を蕩減しようとする摂理が、そんな簡単な訳はない。
１）第一に、この意見が正しいなら、続先祖解怨、最終先祖解怨、真先祖解怨、シン・センゾカイオンと、なにかの映画シリーズみたいなことになる。
先祖解怨したけど、実はまだ中間霊界で、これからさらにもう一段階引き上げる必要がある、という「再先祖解怨」ができるから。
しかし、これをやれば先祖解怨が120代から180代、210代、そして最後は430代まで実施したのに、まだやるのか？という信者からの不満を納得させることはできないだろう。
120から430代にまで伸びたことですら納得いかない人も多いのに、実はこれだけやってもまだ中間霊界なんです、ここからが本番です、というのは後出しじゃんけんにもほどがある。
それなら、最初からそのように説明しておくべき義務が統一教会にはある。
というか実際には霊界なんか見えてないし、とりあえず美しい原理数の120数を献金してもらえば沢山お金が集まるよね？と思ってたら、バカすか抜いていく人がいてお金が足りなくなったので、背に腹は代えられずに代数を伸ばしただけだろう。
２）先祖、特に日本人の先祖は罪が重いので、日本人の先祖が解怨されたからと言って簡単に地上人に語り掛けられるわけはないという見解は、現役信者にはとてももっともらしく聞こえるに違いない。
しかし、「皆さんが必死に先祖解怨しても、せいぜい中間霊界です。とても皆さんと会話できるレベルじゃない。ここからさらに上がるためには、〇〇が必要です」ということを最初に示しておくべきだったし、統一教会の説明が正しいなら、「文鮮明先生」はそこまで把握できたはず。
それをやらずに、先祖解怨したけど解怨なんか実はまだまだ、なんていうのは詐欺商法のそしりを免れない。
また、先祖解怨についての疑問を記した一連のツリーでも記しているが、先祖解怨されたのは日本人だけではない。
また、先祖解怨の遥か昔に霊界解放された歴史上の義人・聖人たちがいたことになっており、彼等は文字通りに地のくびきからも解かれたという説明だった。
だから、日本人の先祖の罪が重くて、中間霊界にも達していなかったとしても、統一教会が役事として行ってきた霊界解放で解き放たれた人たちも数多くいる。
彼等はこの世において、義人・聖人として記憶されるべき徳を積んで霊界に行った人たちであり、霊界解放されてこの世がこれほど広いことを知った（霊界通信による聖フランチェスコ談）ということは、少なくとも聖フランチェスコはそういう会話が可能な立場にいる。
それにも関わらず、いまだに聖フランチェスコが枕もとに立ってお父様を証したという話はまったく伝わってこない。
仮に現役信者の皆さんの説明が正しく、摂理は簡単なものではないので、先祖解怨でいくらかのお金を積んだ程度ではまともな霊界にすらたどり着けていなかったとしても、他にも数多の統一教会の霊界通信の証が正しいとか、この地上での証拠がないことの説明にはなっていない。
統一教会の説明では、なんと共産主義者たち、スターリンまでも霊界解放されたと言っていたから、あの大虐殺を行った彼が霊界解放されているのに、それより日本人の先祖の罪が重い、というのもバランスが取れていないのではないでしょうか。
いずれにしても、霊界は簡単ではないこと、摂理は重いことを認めたとしても、統一教会の説明は雑すぎますし、またあちこちでツイートしてきたと思いますが、先祖解怨したらどうなるのか、という根源的な説明を欠いているというのは致命的に不誠実な行動であると考えます。
ということで、ツイッターだと連ツイになってしまうので、いったんブログに記しておきます。
タイムスタンプも残りますのでね。
もし、現役とかが同じような論調を主張してくるなら、こちらのリンクを紹介することにします。
