KIB: kurogane in black

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帰るところと帰る理由

さだまさしの「案山子」という歌がある。

田舎から都会へと旅立った子どもを思う親心を歌い上げた名曲。

親の目に映るのは、まわりの田舎の景色だが、何を見ても子どものことが案じられて仕方がない親の気持ちとはこんな感じなのだろうと思う。

こんなに子ども思いの親にして、子どもに呼びかけるときは

「寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る」

大人になった子どもを立てて、かえって来いなどとは言わない。
(中にはそんな親もいるだろうが、もしそんな歌詞だったら、これほどの共感は生まなかったのではないか?)



案山子  さだまさし


この親が住む田舎は、子どもにとってのふるさとであり、帰るべき「実の家」だから、時間とお金が許すならいつでも帰るだろうし、また帰る理由もある。



ところで、帰って来いなどと命令口調で言う輩みたいな奴のところは、元信者や休み中の人が帰るべき場所であったり、帰る理由はあるだろうか?


まず最初に、親子関係はあるか?

ない。

彼の信じる宗教の創始者は、真の親と自称しているが、それを納得させるだけのことはしていない。信者が「どうして真のご父母様の心情が分からないのか」とか言ったりするが、そんなもの、真の父母だろうがなんだろうが、他人の気持ちなんか簡単に分かるわけないだろう。


その、普通なら分からない気持ちが伝わるほどの何かがなければ、愛なんて伝わるわけがない。


堕落人間の親ですら「お金はあるか」と心配するのに、真の親は、金をもってこいというんだよ?

そのどこが真の親?



兄弟姉妹?

いやいや。ちょっと意見を言ったぐらいで追い出そうとするような奴と兄弟姉妹になったつもりもないし、なるつもりもない。

かつては兄弟姉妹と呼んでいた?

はい。昔は確かにそうでしたが、あれは人生の汚点です。思い出したくもないです。

兄弟姉妹としての情も通じていないのに、なんか「統一天国建設ゴッコ」に参加している者同士の連帯感を兄弟姉妹の関係と錯覚していただけに過ぎない。


だから、反対牧師に捕まるときまでは兄弟姉妹と呼んで、必死に祈ったりするのに、離れた瞬間にサタンに入られたとか、なんとか言って平気で排除するでしょ。それのどこが兄弟姉妹?


かつて、神様に生涯をかけてと誓った約束?

それは統一原理に従えば人格完成ができ、地上天国を建設し、この世の争いを終結させることが出来るという「人格完成」という誰もが願った理想の実現と、そして完成した人格をもった人間が増えることによる「理想世界建設」の御業に参加したのです。

こんなにもどろどろの醜い浮世の鬼共の地獄絵図を見せられるなどという話は聞かされていませんでした。

私が離れたのは、少なくともUC側の契約不履行による契約の破棄ともいえると考えていますが、それらの内容を今からでも誠実に履行するとでも言うのでしょうか?

「はい」などと軽々しく嘘を言う前にやることがたくさんありますよねと申し上げておきましょう。


日本の歴史認識は誤っていた?

仮にそうだったと仮定しても、私がUCに戻る理由とは関係ないですね。
だからナンなのとしか言いようがありません。


統一原理は真理だ?

いいえ。そんな証拠をみたことないです。誰かが「自明だ」とか言っていましたが、自明である証拠なんかどこにもないし、その真理を使って問題を解決している事例もみたことがないですから、この主張はそもそも嘘としか思っていないので、UCに帰る理由になるはずがない。

おとといおいで、という返事でもやさしく申し上げているぐらいの意識であることは理解しておいた方がよいと思いますよ。

本音で言えば、「よくもこんな嘘っぱちを真理だなんていいやがったな」と、言いたいぐらいなのですからね。



えーっと。他に何かありましたっけね?


ああ、「帰る理由」などと聞くと、「何かほしいのか」とか短絡的な発想をする人がいたりしますが、あんまりおろかな発言はしないほうがよいと思いますと申し上げておきましょう。

何かほしいなら、最初からUCに入信もしていないし、献身もしていませんって。いまさら何か呉れるならUCに行くなんて言うはずないでしょ。浅ましい自分の根性を他人に反映しないようにお願いいたします。



こんな感じ。帰って来いなんていわれたって帰るはずないだろと。

さだまさしの歌でも聴いて、少しはゆっくり考え直した方がよいと思いますけどね。ブログのタイトルから何から。



追記
ひとさとさんが、またブログ村に登録されたのですね。

記事をいくつか拝見しましたが、「分派に反対するから、UCの本家側の食口であるとは言えない」というのは、その通りですよね。


反対するにはいろんな理由がある。善悪の二つにしか区別できないUCの食口の悪い癖のひとつだと思います。
1と2とたくさんしか数えられなかった、昔の人間じゃないんだから、もう少し良く考えたらよいのに。

もっとも、それができるんなら、最初からそうしていたのでしょうけれども。