パ・リーグの日本ハム・ファイターズの大逆転優勝もすごかったですが、男気・黒田や「あのアライさん」の広島が25年ぶりの優勝を果たし、かつ日本シリーズ進出を決めたのは、素直に感動しました。
DeNA・ベイスターズのクライマックス・シリーズ進出に、ファイナル・シリーズでの最後の粘りなんかも来年以降に期待を持たせる接戦となりましたし。
そんな中、こんなタイトルの記事が目に留まりました。
黒田が提案 モチベーション映像でチーム一丸 中10日関係なし快勝
一部、記事から引用します。
<引用開始>
09年に開場した本拠・マツダで初めて開催されるCS。1日のシーズン最終戦から中10日と間隔が空いたが、新井は「地に足が着いていた」と言った。短期決戦。チームの士気を上げようとひそかに行動に移していたのは、チームの精神的支柱でもある黒田だった。
「ヤンキース時代に、こういうことをやっていたよ、と。今も登板前に(自分用のモノを)見ている」。球団に提案したのは、今季の節目のシーンを編集した映像を試合前に全員で見ること。ほとんどの選手が事前に知らされていないサプライズだった。各選手の活躍に加えてサヨナラ勝ちや優勝の瞬間、広島の街、ファンの涙…。約7分間の映像。これでテンションが上がらないわけがない。チームは一丸となってDeNAを圧倒した。
<引用終了>
このヤフーの記事のコメントにもつけられていましたが、どんなものか見たいなと思っていたら、次のビデオではないかというレスポンスがついていました。
動画は9回の裏、中日ドラゴンズに3対0で負けていて、ファンが深刻そうな顔で応援している場面からスタート。
最後の打者は新井選手。結局、サードゴロで打ち取られてしまう。
それからグラウンドに選手全員が一列で並んでいるので、本拠地最終戦だろうと思います。
良く見ると前田健太投手がいるので、これは2015年。
悔しそうにしているのは丸選手でしょうかね。そこからキャンプのシーンへと切り替わり、必死で練習を繰り返し、グランドに水撒きをするシーンが間に挟まり、シーズンイン。
そこからは畳み掛けるように、各選手の投げて、打って、走ってを積み重ねて、そして試合の終わりには裏方さんたちがグランドの手入れをしたり、選手のユニフォームを丁寧に洗濯して次の試合に備えるシーンもある。
最後は、中崎投手が巨人の亀井選手を打ち取って優勝を決定したシーン、そこから選手たちの喜びのシーン、ファンがスタジアムで、各所で喜び、歓喜の涙を流し、胴上げへとつながる。
そして、最後はシーズン最終戦で、今度は選手がダイヤモンドを囲むようにならんで、球場に来たファンの皆さんと万歳をして締めくくる。
これ、構成から音楽と動画との合わせ込みから、うますぎ。
明らかにプロの編集によるものですよね。
黒田投手が提案して作ったビデオは7分と書かれているので、この5分ちょっとの動画がそれなのかどうか不明ですが、広島ファンならずとも、これは一見の価値はある。
感動しますよ。野球にあんまり関心がない人でも。
広島の人たちは、この広島東洋カープ 2016 レギュラーシーズンPV を見て、来年もまた球場に足を運び、たとえ9回裏、10対0で負けているところでようやく1点入っただけでも、「宮島さんの神主が おみくじ引いて申すには 今日もカープは 勝ち勝ち勝ち勝ち」とうたって広島を応援するだろう。
広島東洋カープの皆さんと、広島東洋カープファンの皆さんに幸多からんことを!
改めて、優勝と日本シリーズ進出、おめでとうございます!
ほとんど、本記事からは蛇足になってしまうのですが、広島と言えば、以前、マツダが奇跡の復活を遂げたことを記事にしたことがあります。
あれも一本の動画がきっかけとなったというものでした。
この記事でも書いたことなのだけれども、ちょっとだけ引用してみる。
<死の淵からの生還 より引用>
さて。万民を救済することを誓ったUCはどうだろうか?
2分が20分でも良いのだが、毎年一回、そのビデオを見るたびに自分達がよって立つべき原点に立ち返り、自分達の理想を確認し、全てのUCの関係者が、等しく目指すべき姿として訴えるビデオを作るとしたらどんなものができるのだろう?
<引用終了>
この問いかけは、今でも有効だろうと思う。UCの信者が、「あの動画を見れば、また元気がでて頑張れる」と言えるもの。
そんなビデオが作れるのであれば、UCにも多少は期待が持てるのかもしれないですね。
最近の話題としてUCとビデオと言えば、例の祝福に参加しよう!とかふざけたものしか思い浮かばないので、きっと無理なのだろうと思いますけれども。