KIB: kurogane in black

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UCの信者の皆さんは、彼の発言をどう思っているのか聞いてみたい

内部改革さんのブログでトリトンさんが改革したいことは何なのか?と聞かれての回答が傑作だったので取り上げることにする。

タイトル:改革したいこと
<引用開始>
改革したいことですか?
私は献金制度改革ですね。
これができれば改革の半分は成功です。

トリトンさん
<引用終了>


プゲラッチョ、というのはこういう文章を読まされた時に出てくるものだろうなぁ。

献金制度が改革したら、改革の半分は成功だって!!!!

 

ΩΩΩ ナ、ナンダッテ!!!

って感じですかね。

じゃあ、仮に奇跡が起きて全世界の食口が10分の1献金だけで良いことになったとしましょう。それでUCの問題は解決して、地上天国ができるようになるのか?

なるわきゃねーだろ。

「カネ」の問題だけに絞って話をしたって、まずは統一教会の活動を維持するのに必要なお金が全世界とか国ごとにいくら、何のために必要なのか?それは信者の献金で賄えるのかどうか?

この簡単な質問にすら誰も答えられないのに、献金制度を改革すれば改革は半ば成功になるとはどういう理屈なんだか?

統一教会は神様のみ旨を成し遂げるための団体なのでしょう?そのためには何をするのか、いくら必要なのかの議論もなしに、献金制度だけ直してどうするんだか。

前に書いた記事(UC内部からの改革は可能か?)でも取り上げたように、組織の運営には、ヒト・モノ・カネとそれらをつかさどるマネジメントの四つが密接に絡み合っている。

kib.hateblo.jp


献金問題ってのはカネに関する一部だけ。お金の使い道や管理、その透明性の確保についてすら触れていない。ましてそれ以外のヒト・モノ、そしてもっとも重要なマネジメントの問題が何も解決していないわけだ。こんな状況でどうして、「献金制度が改革したら、改革の半分は成功」などと言えるのだろう?

しょせん、献金問題なんていうのは統一教会的に言っても「万物」をどう主管するか、といったレベルの話で、それほど重要な問題ではない。

そんなことよりも、統一教会的には「個性完成」(教育や伝道)、「子女繁殖」(教育および活動方針)をどのようにするのか、ということの方がより重要なはずで、ここがグダグダだということを何度も指摘してきているわけだ。元信者の私も含めてね。
(UCが結局は万物=お金に振り回されていることだけでも、UCが地上天国を実現するにふさわしい団体ではないことを自ら立証してしまっていることは言うまでもない。)

それを定めるべきマネジメントがグダグダだということが最大の問題なのに、肝心要のマネジメントの問題を解決することをどこかに置き去りにしたまま、献金制度が解決すれば改革は半ば成功と思うなんざ、現実が見えていないにもほどがある。

ありのままの姿を正確に把握できていないで出す改革案がうまくいくはずない。

やぶ医者による不正確な診断に基づいた誤った処方が患者に効果をもたらさないのと同じく、いやそれどころか、逆に藪蛇となって症状が悪化することだってあるように、適当な思い込みと場当たり的なアイデアだけで、すでに患者状態にある組織が健全な運営ができるようになるはずはない。

元信者風情にこんなことを言われて反発するとか、敵愾心が沸くというなら、せめて元信者をうならせるような改革案を出して見せるべきなのですよ。

元信者は、君ら現役信者のやり方や考え方のくせも知り尽くしています。
元信者を納得させられないような改革案なら、改革なんかできっこない。

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と思っていたら、トリトンさんがこんな記事を書いたよ。

策がなければ空論に過ぎない
http://ameblo.jp/rxqs07/entry-11978155722.html

<引用開始>
策がなければ空論に過ぎない。
これはみ言さえも例外ではない。
批判さえ無意味だ。
食口には学者は多いが政治家は少ない。
頭では考えるが行動に移さない。
批判や理想は語るが策がない。
カリスマはいるが策士がいない。
それではいつまで経っても理想は理想のままだ。
現実化はしない。
世の中はきれいごとだけでは絶対に解決できない。
策が必要なのだ。
(後略:書いていることが無意味すぎて略)
<引用終了>


うひょー!!!

頭が変になりそうだよ!!!この人は本当に自分で言っていることが自分で分かってないんじゃないかね?内部改革を進めるのだって策が必要だし、「それはみんなで意見を出し合って」でできるんなら誰も苦労しないんですがね、っと。

テキトーなアイデアだけくっちゃべっているだけの人が、「策がなければ空論に過ぎない」だって!!!!

ちなみに、策があったってそれを実現する取り組みをしなければ「空論に過ぎない」んですがね。前にも上でも書いたように、マネジメントがきちんと意思決定をして、適切な人を配し、必要な設備やモノを買い、必要な資金を手当てして初めて実行できるものですよ。

自分の改革案について「本音でトークができるSNS」(こんなのは策とすら呼ばない)と言っちゃう人が「策がなければ空論に過ぎない」ですってよ!!!!

正直、トリトンさんてどっかの学生食口が頭でっかちなだけで話していると思っていたんだけど、ネット関係の仕事をしているらしいですね。それで生計がなりたっているのは素晴らしいとは思いますよ。

でも、世界の宗教を統一し、すべての争いごとを神の愛のもとに止揚すると豪語していたのに、結局は自らのぜいたくを維持するための集金マシーンに堕してしまった団体の改革なんかを担うには役不足すぎてどうにもなりませんね。彼の思いつきレベルの意見を幾千万・幾億と集めてみたところで改革なんかできませんから。

できると言う「信仰=盲信」を持つのは構いませんが、問題はその盲信振りを世の中の人にも垂れ流しながらやっていることの恥ずかしさの自覚がないところでしょうか。

それにしても、統一教会ってこういう発言する人が定期的に出現するのは、そういう人を育成するシステムでもあるんでしょうか。古くはホゴン君とか幽霊食口とかアンパンマン、しばらく前にはSAKA氏、ちょっと前には黒田かんごの取り巻き連中とか。

そういう意味では、安定した人材を供給していると思いますよ。神様のお仕事にどれだけ役に立っているのかはわかりませんが。