善なる競争？いや、それは縄張り争いだろ

師観のブログで、次のような記事があった。

UCは救済の実態を世に示しているのだろうか

＜記事より一部引用＞
カトリックは近年になってルタ－の宗教改革を高く評価したことは注目に値する。お陰で、形骸化してしまったカトリックの内部から改革が起き、カトリックが立ち直ったので、高い評価を与えたのである。

UCも李ヨハネ先生が言うもでもなく、TMもH1もH2もどちらが神の国を先に築くか競争したらよいのです。

この方々のアボジ観はそれぞれ違いますが、それはそれぞれの実存を尊重することにして教義問題で宗教戦争をしない方がはるかにましである。

＜引用終了＞

（強調は管理人）

現実を見ない、観念論者の発言にしか見えないのは、いずれ売却されてなくなっていく統一神学校で学んだせいなのか、それとも他に理由があるのか？

「TMもH1もH2も、どちらが神の国を先に築くか競争」する過程がいまの姿なんじゃないの？

TMもH1もH2も、それぞれが自分たちは神の御業を行っていると主張しているのでしょう？正直な話、神の御業を行う善を求める宗教者達のグループというよりは、どこかの組の縄張り争いにしかみえんけどね。

なんとなれば、統一教会の創始者の文鮮明氏が好んで使っていた、善なる側、神の側は打たれて奪ってくるというレトリックも、今となってはアル・カポネの

酒の密売については、「俺は人々が望むものを与えてきた。なのに俺に返ってくるのは悪口だけだ」と言っていた。

の焼き直しのようにしか見えないし。

統一教会の信者の皆さん＝世界平和家庭連合の皆さん、そしてそこからの分派と目されている皆さんのどこのグループでも一緒ですけどね。

「先に神の国を作る競争」と簡単に言いますが、だからそれはどういう国なのか？

そしてその国を作るために、自分たちの団体は何をするのか？

そしてその信者達はどのような綱領にしたがって、日々活動するのか？

そして、TMやH1やH2だけが問題なのだろうか？

たぶんいまは海外在住の、それなりにベテラン信者と思われるプームチャイの星空さんが、日立ハイテクのことを散々取り上げている。

確かに日立ハイテクのやっていることはいかがなものかと思うけども、そんな日立のことを言う前に、まず自らの団体の不誠実な行為を放置しているのはどうなのか？としか思いませんけどね。

プームチャイさんと言えば、米本さんへの対応がずいぶんと変りましたが、あれもどうかと思うし。

例の時事ジャーナルの件の反応も、ちょっと変でしたしね。

幹部や中堅信者ばかりでなく、統一教会の未来を担う、カーパーの日常さんなんかは、いまだに現在進行形で経済活動＝Ｆに従事していることを公開の場で書いちゃってますけど、こんなの良いのか？

上から下まで、もうどこから手をつけていいかわけが分からない。
これ、コンプライアンスが利いた組織の活動じゃないんですよ。もう。


統一神学校での内容は良かった？

神学的、哲学的な内容は非常にためになる？

いや、食口の、そしてそれは大学生であるカーパー（この響きはなんか笑えてくるのだが）の日常も、神学的・哲学的な理解が助けになりそうなことは何もなくて、上の方は上の方で盛んに争いばっかりやってる。

その争いこそが、彼らにとっては善なる競争なのだろう。


問題は信者の皆さんが勢力争いをしている縄張りの面積が、どんどん小さくなっていっていることでしょうかね。