KIB: kurogane in black

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こりゃダメだ

毎度毎度ですみませんが、米本さんの記事から。

是是非非主義の実践は難しい(´・_・`)

ここのコメント欄で、食口が「食口は是是非非ができません」と自ら立証してしまう不思議なやり取りがなされた。


上述の記事では是是非非の定義まで引用していて、要するに世間からは悪の団体とみなされている統一教会であっても是は是として、非は非としてきちんとすべきだと、至極全うなことを書いているだけだが、なかなかそれは難しいとの趣旨だ。

統一教会の信者であるという理由で拉致監禁してでも改宗させるべきだというこの世の統一教会に対する「非」を訴えた時は、統一教会の人たちはもろ手を挙げて米本さんのバックアップをした。

しかし、統一教会の「非」は正されるべきだといった瞬間、彼らは米本さんを敵認定して、食口達、信者達には近づかないようにさせた。これは本家(韓鶴子派)だけでなく、三男派、七男派のどれも同じ。


元信者の立場で言えば、そんなの今更言うことではない。

統一教会の人たちは自分たちはどこまでも「是」しかなく、「非」はないと考えているのだ。世の中から「非」と目されるのはやむをえない事情があるとか、歴史的な蕩減のために必要悪として自分たちが代理で蒙ってあげているものであって、感謝されこそすれ非難される謂れはない、ぐらいに考えている。

だからこそ方便的に警察に捕まったり裁判で負けたりするとシュンとしてみせて法令を遵守しますとか言うが、本気で守るつもりがないから徳野さんがいまだに会長をしていたり、テレビのインタビューで信者に責任を負わせる発言をしたりする。


元信者ならぬ人にあっては不思議に見えてしかたないだろうけれども。

でも何年もかけて「統一教会の信者」たちに是是非非は通じない、とか「数十年のカルト的思考能力は決して普通の人の脳の思考回路には戻らないという現状が恐ろしくもあります」という意味が分かりかけてきたことは、統一教会の正しい理解に一歩近づいた証拠なわけで真に喜ばしい。

と思っていたら、そんな記事に「だから統一信者は「数十年のカルト的思考能力は決して普通の人の脳の思考回路には戻らないという現状が恐ろしくもあります」なんて分からない」ことを自ら立証してくださる蛮勇のある方が現れた。

これは感動モノだ。



ことの発端は、上記の記事のコメント欄で古都さんという方が次のように書いた。

<古都さんコメント引用>
数十年のカルト的思考能力は決して普通の人の脳の思考回路には戻らないという現状が恐ろしくもあります
<コメント引用終了>

米本さんは、この意味が理解出来るようになりショックだったと返事を書いた。

それから何人かがフォローするようにコメントをつけ、プームチャイさんもそれに便乗してコメントをつけた。

これがイカにもな、統一食口的投稿。

米本さんが次のように返信したのも無理はない。

<プームチャイさんに対する米本さんの返事 引用>
実にシックらしいシック投稿、感謝です。

 古都さんの「数十年のカルト的思考能力は決して普通の人の脳の思考回路には戻らないという現状が恐ろしくもあります」の意味をかみしめていただけたでしょうか。
<引用終了>

これへのプームチャイさんの返事が振るっている。

<プームチャイさんのコメント引用>
大丈夫です。ご心配なく。しっかり受け止めてます。
教理を知る立場からみた一つの考え方を示しただけですから。

唯物論と観念論の話を持ち出すまでもなく、
物事は立場によって見え方が違います。
目に見える事実の積み上げだけで見るか、
目に見えない力が働いていると見るかなどです。

同じ思考の立場に立ち続けるならば、
どちらの立場にも言えることだと思います。
立場を変えて考えて見ることは大切なことです。
カルトアレルギーには気をつけて。^^
<引用終了>



素晴らしい!


これぞ、統一教会的自己正当化の典型例と言ってよい。

統一教会の、あるいは統一教会に対する社会の、と言っても当てはまるが、その行い、言論活動について「是是非非」を貫くのは大変だという管理人に対して、哲学論・認識論の立場の違いなのだから、あなたも我々のたちばを尊重するように、と傲岸にも言ってのけたに等しい。

米本さんも、またこの世の誰も、統一教会の信者の思想信条の自由に踏み入っているわけではない。

統一教会=世界平和家庭連合が宗教法人認定されているのは誤りだと個人的に思うが、現実として認定されているということは、そして取消されていないということは、統一教会信者の思想信条・信仰の自由は国によって担保されているといってよい。
しかし、この世にある以上は、この世のルールには従って、是は是、非は非としていくべきだ。
たったこれだけだ。


しかし、歴代の統一教会の幹部のこの世に対する態度は、そしてそれを真に受けた信者たちの態度は、この世のルールに従って、間違った所は直すべきだ、との指摘に対して、「我々は目に見えない力が働いていると見る」ので、世の中の人たちとは相容れないと返答してきた。

そして、このプームチャイさんの返信もまったくおなじ文脈に乗ってしまっている。


記事のテーマは是是非非だ。

事実と論理に基づいて、是は是としたら良いが、非は非として正すべきだとの主張だった。

それに対して、この世の理屈の是是非非など、我々の物事の見方が分からないお前たちのたわごと。お前らこそ、我々のものの見方を尊重してほしいものだわ、と言われても仕方ない発言を垂れ流しちゃう。

<再度、引用>
目に見える事実の積み上げだけで見るか、
目に見えない力が働いていると見るかなどです。

同じ思考の立場に立ち続けるならば、
どちらの立場にも言えることだと思います。
立場を変えて考えて見ることは大切なことです。
カルトアレルギーには気をつけて。^^
<引用終了>

改めて、この発言、凄いだろう。

「カルトアレルギーには気をつけて。」って、喧嘩売ってんのか?と言われても仕方ない発言だぜ。

長い付き合いだからとか、冗談だからで済まされるテーマでの会話ではない。
プームチャイさんは「ご心配なく。しっかり受け止めてます。」と書いているが、
「数十年のカルト的思考能力は決して普通の人の脳の思考回路には戻らないという現状が恐ろしくもあります 」
という文章が、何も伝わっていないことを自ら立証してしまっているではないか!!!

どこが「ご心配なく。しっかり受け止めてます。」なんだ????

私は、食口には珍しくプームチャイさんは話が通じるほうだと認識していたのだったが、プームチャイさんにしてからがこの体たらくであったとは・・・

で、最後に元信者であったよしみでひとつだけ書いておくと、こんな風に発言しておけば、とりあえずは自分の立場とか、心の安定は保てるだろう。

でも、それでは世の中の人達は、永遠にあなた方統一教会を受け入れることはない。