しかし、無邪気にこんなことを書いてしまうことが、韓国人の精神世界、統一教会的な表現をするなら「性相」が、文章というわれわれにも理解できる形（同じく統一教会的に表現すれば「形状」）であらわされたものといえる。
7月24日に掲載された中央日報のコラム【中央時評】の「理の韓国、法の日本」がそれだ。
もう最初から最後までめちゃくちゃなんだけれども、特に次の引用箇所は酷すぎる。
＜【中央時評】理の韓国、法の日本 より引用＞
韓国人は理致に合わなければ国家間の合意も見直すことができると信じる。人権を強調する法の流れから、１９６５年の韓日請求権協定も見直すことができるという主張だ。一方、日本人にとって協定は法と同一であり、これで問題が終結したという立場だ。日本政府の輸出規制を日本人の多数が支持するのも、日本人の文化コードでは最終権威である法まで再解釈しようという韓国を理解しがたいためだろう。
＜引用終了。強調は管理人＞
なんだこりゃ？
韓国人は理致に合わなければ国家間の合意も見直す事ができると信じる。
日本人にとって協定は法と同一であり、これで問題が終結したという立場だ。
はぁ？
書いている内容が対比になっていない。
だからこそ、ルールを守らない韓国漁船が出没してどうにもならないから、日韓漁業協定も結ばないことになったのはその事例の一つ。
同じように、韓国が戦略的な物品の適切な管理を行わないので、日本国の運用ルールで韓国をホワイト国と認定していたものを解除しようとしているわけですし。
「理致に合わなければ国の運用ルールも変更するし、国家間の合意も変えられる」と思っているのは別に韓国の専売特許じゃない。
問題は、自分たちが気に入らないというだけで合意の変更やら協定の見直しにおけるルールすら無視して、手前勝手にルールを変更しようとしているのがいまの韓国。
これを「理の韓国」とか「理致」などと呼んだら、この世に正しい「理」も「致」もないことになりますけどね。
話を戻して、1965年に締結された日韓基本条約だって、破棄したいというならしかるべき手続きで破棄することができるわけで、またいまからあの当時の交渉のやり直しをするつもりなら、いまの状況に積み上げて韓国が請求書をまわすつもりかもしれませんが、ここまできてしまった日本も「それでは逆に韓国に残してきて、あのときは目をつぶったものをお返しいただくことにしますね」という話になる。
そんな事は聞いていない！とか韓国人は怒り出すだろうけれども、交渉して約束したことをひっくり返すというのはそういうこと。
理とか致とかの話じゃあない。
いずれにしたって、韓国人の手前勝手な理屈に付き合う日本人はもう殆どいなくなってしまったので、いまの状況で日韓基本条約を破棄して最初からやり直すなんて、文字通りに韓国にとっての狂気の沙汰でしかない。
「日本は戦犯国だったのだ！」とか言い出すだろうが、1965年以降、日本の力を借りながらさんざんおいしい思いをしてきて、いまさらもっとおかわりをよこせ！と言ったって通用するわけないよ。
単純に「ホワイト国」認定をはずすっていうだけだって、韓国政府や在日の皆さんを除けば90%以上が賛成といっているこの時代ですよ？
もし、いま協定を破棄して、それじゃあ日本からも請求書を積み上げて、それを相殺して足りない分があれば、不足分を払うことにしましょう、となったら、果たしてどちらがどれだけ払うことになるのか？
もし韓国の方が受益分が多くなってしまい、日本に金を払わなければならなくなって大騒ぎしたところで、韓国が協定を破棄するというのはそういうことなんだから、どうにもならない。
日本に後頭部を殴られた！とか騒ぐ前に、そういうことを考えて行動できない人が国を司っているこの怖さよ。
ちょっと聞いてみたい気もしますが、どうせ聞いたところでまともな説得力のある話が聞けるわけではないでしょうけどね。
そんな国が生んだ世界を救うためのメシアが作った宗教団体ねぇ。
いま、日本の統一教会の中の雰囲気はどんな感じなんでしょうか？
ちょっとだけのぞいてみたい気もするが、まあそれはやめておくことにしよう。
