えーっと。誰だっけな。ああ、そうかいつも神様がとなりにいるとか、なんかそんな偉い人のブログ記事にこんな表現があった。
「アベル女性ＵＮ創設の目的は、戦争と葛藤、人種と宗教、国境と言語の壁を越え、和解と許し、愛と抱擁によって歴史の溝を埋め、世界平和を建設するための大会であります。」
凄そうな内容だけれども、良く分からないところが一つある。
アベル女性ＵＮ創設の目的が「世界平和を建設するための大会」っていうのはどういう事？
アベル女性ＵＮ創設の目的は世界平和を建設するための大会の開催をするということなの？
普通に考えればそんなはずはない。とすれば「アベル女性ＵＮ創設の目的は、・・・世界平和を建設することにあります」っていう意味なの？
書いた本人でないから分からないけど、もし、後者の目的ならスゲーなと思いますよ。
逆に「アベル女性ＵＮ創設の目的は世界平和を建設するための大会を開くこと」ならいかにもＵＣらしいですけどね。
多分、本音というか、実際に彼らがやろうとする事、やれる事ってのはこちらの「大会を開くこと」でしょ。（これだけとも言える）
きっとそのうちに「日本でもアベル女性ＵＮ創設大会をやれ」とか「アメリカでも」とか「ヨーロッパでも」となると思いますから、世界平和を訴える大会をやることが、実際の活動になっちゃうとは思いますけどね。
しかし、普通の人なら、そんな大会をするのは良いとしても、さらにその先には、
「戦争と葛藤、人種と宗教、国境と言語の壁を越え、和解と許し、愛と抱擁によって歴史の溝を埋め、世界平和を建設することを、具体的に実現するためにどうしようか」
と考えるものだと思いますけどね。
で、ご子女様がスピーチをしたと。
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どうみても本人はポジティブなニュアンスで書いているんだけどさ。
改めて聞きますが、こんなの、ＵＣの人たちはその意味するところを分かって紹介しているのかな？
君達は、特に神様が横にいると豪語するこの人は、このアベル女性ＵＮって何をする団体と理解して喜んでいるのでしょうか？
確か、前に「天の漫才師」のおもろくない人もこのアベル女性ＵＮ創設大会参加の記事を喜んでアップしてたよね。
たとえば、
「戦争と葛藤、人種と宗教、国境と言語の壁を越え、和解と許し、愛と抱擁によって歴史の溝を埋め、世界平和を建設するため」に、具体的には何をするの？
これらの問題とは、具体的には何？どんな問題があるの？
それらの問題について、今までの「カインＵＮ」では解決できない理由は何だったの？
カインＵＮでは解決できない課題が、アベル女性ＵＮではなぜ、どういう仕組み、どういう点が違うから、今度はそれが解決できるようになるの？
アベル女性ＵＮとあるけど、アベル男性ＵＮとは何が違うの？
やる事が同じ仕事、テーマがあったとしたら、アベル男性ＵＮとアベル女性ＵＮのどちらがするの？
そんな二つも同じような組織を作れば、普通は管理費用が倍になると思うのですが、なぜわざわざ男性ＵＮと女性ＵＮを作ったのでしょうか？
増加する費用を上回るだけのメリットは何？
どんどん行くよ～。
「世界平和を建設するための大会」とありますが、世界平和を建設するためにこのアベル女性ＵＮとやらは、明日から何をするの？
この活動をするための職員は、全部で何人いて、どこからリクルートしてきたの？
彼らの仕事内容と給料はどうなっているの？
職員の給料を含めて、このアベル女性ＵＮの活動のための資金はどこから出ているの？
会計報告はどこで見られるの？
今後の活動計画はどうなっていて、それらの予算はどうなっているの？
誰が責任を持つの？
万一、活動計画がうまく行かなかったときは、誰がどうやって責任を取るの？
その判断基準は何？
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もう面倒くさくなってきたからこの辺でやめとくけどさ。
これらの質問に対して、きちんと答えられる人はいるのかね？
少なくとも、まともな組織で、きちんとした責任者が統括しているところなら、こんなの最低でも必要な事項は公開してあるし、記載していなくても秘密に触れない限りは聞けば教えてくれますよ。
で、アベル女性ＵＮ（国際連合）などと、とてつもなく大げさな名前がついたこの組織は、そういう運営ができていますか、という基本的な質問です。
まさか、アベル女性ＵＮでの活動っていうのは、原理本体論講義だとか、訓読会の徹底だとか言ったりしないよね？
この人が書いた文章を改めて引用しますが、「戦争と葛藤、人種と宗教、国境と言語の壁を越え、和解と許し、愛と抱擁によって歴史の溝を埋め、世界平和を建設するため」にアベル女性ＵＮを作ったのでしょう？
まさか、明日から世界中で「世界平和を実現しましょう」という大会を世界各国で開催して、創始者か創始者の御曹司がスピーチして歩くだけの簡単なお仕事です、をみんなで盛り上げましょうってこと？
実際のところを言えば、ほぼ間違いなく、ただ大会を開くためだけの団体に落ちぶれるでしょう。
皆さんとしては、こんな馬鹿らしい事に一生懸命になれますか？
「世界平和を実現しましょー！マンセー！マンセー！マンセー！」とだけ言って、「何するの」と聞かれたらたちまち答えられなくなってしまう恥ずかしい活動でしかないんですよ？
創始者とか御曹司が言っていることに黙って協力すれば神が働くから良いのか？
実体をもった神様、神様の子供となって、天宙の主管者として、この地上に天国を建設すべき人たちが、あちこちで「大会」を開くお仕事だけ一生懸命にやってたら、神様が喜ばれるのか？
それはおもろいやん。
いや。もちろん皮肉ですよ。こんなもの。面白いわけがない。
面白くないどころか、あまりにつまらないというか、つまらないどころじゃなくて、６０００年も待ち望んでいた神様の理想の実現がこんなことだったなんて思ったら、あまりにも神様が矮小化されているようで、愕然とはするけど。
「これは過渡期なんだ」とか「世界の問題が解決すれば」とか、曖昧で適当でいい加減な発言でごまかしたりしないように。
過渡期だろうがなんだろうが、理想世界実現のためには、理想世界ができた時の理想形が明確にできていないといけない。
そして現状とのギャップを具体的に解決していくための方法とか手段を決めて、それを誠実に実現していかないといけない。
それは原理に書いてあるのではないのですか？講論だろうが本体論だろうが。
だから、今の時点で理想世界を具体的にイメージできる必要があるし、それをありありと他人に説明できないといけないでしょ。
さらに、その理想を実現するために、地球上のどこでどのような人たちがどういう活動をして「戦争と葛藤、人種と宗教、国境と言語の壁を越え、和解と許し、愛と抱擁によって歴史の溝を埋め」ていくのかも、明らかになっていないといけないでしょ。
え？ご子女さまのスピーチ？
キーノートスピーチでそれを説明したっていうなら、それを裏付ける資料は？
それを実現するための組織は？
責任者は？
予算は？
それらの管理者は？
チェック機能は？
あるっていうなら直ぐに提示してください。
え？
ないの？
じゃあ、本気だなんていえないでしょ。
言うだけなら誰だってなんだっていえるんだし。
中学校の夏休みの作文じゃないんだよ。
これで命を懸けているって言われてもなぁ。
ままごと遊びをしているのと変わらない。
まともな組織で、本気でやる気があるなら、こんな記事が出されたらただちにその瞬間にでも、上の質問すべてに回答できるだろ。
回答できないってことは、本気でもないしまじめにやろうともしてない証拠になってしまうんですよ。
「具体的にどうするの」と聞かれて答えられないんじゃ、どこが本気だと言えます？
本気なんでしょう？
なんとしても実現したいのでしょう？
それなら、まず最初に何をして、次にどうしてとか、具体的な計画があるでしょうよ。
ないの？ないのにどうして本気だ、真剣だなんていえるの？
小学校の夏休みの作文なら、「しょうらい、せかいがへいわになればいいとおもいます」でも先生は丸をつけてくれるでしょう。
でも、大人が万歳三唱だけやってたら世界平和が実現するんですか？しないでしょ。
これで世界の人たちに認めてもらうつもりなんですか？何をどう認めて欲しいの？
仮にも教会の幹部を担うような人材がこんなレベルの文章を書いて平気とは私には信じがたい。
柏教会の元教会長も酷かったけど、他の人も酷いことには変わりないことが良く分かる。
ああ、本部も同じような人間しかいないから仕方ないのか。
それじゃあしょうがないな。
もしＵＣでいうところの神様が本当に、全知全能でありこの宇宙を創造した神様だとすると、あまりのスケールの小ささに驚く。
さらに神様に似た息子・娘となってこの世に地上天国を実現すると豪語する人たちのあまりの能天気さと不真面目さに、その神様には同情を禁じえない。
ＵＣの神が本当の神様なら、そりゃ嘆きの神にならざるを得ないわな。
