「神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造この方、被造物によって知られていて、明らかに認められているからである。したがって彼等には弁明の余地は無い。」（ロマ１：２０）
聖書を読んだことはなくても、これを知らない食口はいないという超有名な聖句。
だって、原理講論を通読したことがないという（信じがたい）食口がいたとしても、この聖句こそは総序のいの一番に出てくるので、どんなに本を開いたら眠くなる人でも、ここまではたどり着いているはずだからだ。
統一原理では、ここから説き起こして神の存在を証明したと主張していくわけだけれども。
確かに「神の永遠の力と神性とは、被造物によって知られてい」るので、被造物を観察してそこから導き出された法則を利用することで、便利な科学文明を作り上げることができ、人間が存在しえない宇宙から地球の姿を眺め、地球の裏側にいる人と自由に交流できたり、太平洋を飛び越えるのも１日もかからずにできたりするわけだ。
統一原理が、この物理学や数学、化学といった学問と同じように（ただし、人間という存在について）神の永遠の力と神性とを明らかにしているとするなら、統一原理や神と一体となったお方のみ言葉を実践することによって、あたかも物理学や化学が、この高度な文明を築き上げたレベル以上に、はるかに素晴らしい精神世界と人格形成を成し遂げなければならない。
「いやいや、だからそれができなくなってしまったのが堕落なんですよ。どうして君はそんな簡単なことがわからないのかね」とか言い出すバカ食口がいるから困るんだけれども、原理が真理なら、それに従うことで自然と本性が磨き上げられるようなもののはずなんですよ。
真理であり、法則であるというなら、それに従えば、法則の結果に従った必然的な結果がでてくる。
法則に従っているのに、違った結果がでてくるというなら、法則が間違っているのだ。
化学や物理学、医学や生理学においても、まだ課題を内包していても何か達成すれば、そこからインスピレーションを受けた人が、それをさらに改良して、よりよい発見や発明をし、さらに素晴らしい技術が開発されていく。
つい最近、論文発表からたった６年でノーベル賞をとったiPS細胞の山中教授の研究もそうでしょう。
トップを走っているからというので、山中教授が安穏としている様子は見られない。
これで世界中の碩学が、こぞってこの分野に集中するので、山中教授はさらに研究を加速する姿勢満々です。
翻って、これぞ宇宙と人類の根本問題を解決しうる心理を明らかにしたと、宣伝文句だけは天宙一大きい統一原理。
これを実践することで、神の創造本性が仮に堕落人間であったとしても発露し、その神の力と神性の表れがさらにほかの人を刺激して、より神の力と神性を証しようと拍車がかかるようになっているか？
結論を書くことも面倒くさいのでやりませんよ。
みなさんが自分でよくよくわかっているでしょう。
どんなに言い訳をしてみても、メシアの直系の子女ですら、堕落人間に固有の問題でありメシアにしか解決できないとされていた、あの問題を誰も克服できていないという現実。
またこれこそが真理であり、この実践をすること、メシアに従順に従うことによって神様の神性を自らの中に発現させることができると信じて従った信者が、今まで世界累計でどれだけになるのか知りませんが、結局、メシア夫人が、「今の教会には人材が残っていない」と嘆かざるを得ない現実。
二世の教育に力を入れるといいながら、その実、サロンの運営しかできず、二世の中に神性をはぐくむ教育や生活環境を作ることはもちろん、いったいどういう環境が二世の成長に望ましいのか、それすら誰もわからないという現実。
これらを並べてみたとき、はたして統一原理が真理の名にふさわしいのか、どうなのか。
これが宇宙と人生の根本問題を解決することに貢献しているのかしていないのか。
「統一教会創立この方、人類社会によって知られていて、明らかに認められているからである。したがって彼等には弁明の余地は無い。」
この前につけるべき文章を書きなさいと質問されたら、食口はなんと書くのか？
私が書けばこうなる。
「統一原理が嘘であるという性質、すなわち、統一教会の無力さと無能性とは、統一教会創立この方、人類社会によって知られていて、明らかに認められているからである。したがって彼等には弁明の余地は無い。」（くろがね11/21）
弁解されたい向きはどうぞ。
ただし、この社会において明らかに認められている証拠を示してからにすること。
