KIB: kurogane in black

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教義に基づく運営ができない教団ができる理由

米本氏のブログに、また意味不明なコメントがつけられた。

実はそれは食口の代表的な意見の一つでもあるけれども。

統一原理は真理だが、それを実践する団体が間違っているなんて、そんな馬鹿な話が世の中で通用する訳ないだろ。


案の定、米本氏から疑問を提示された。


ところで、米本氏の疑問のように、何故、統一教会は原理に反する活動をしても教会員から反発されないかといえば、大きく三つの理由がある。

まず、「原理自体にわざとお父様が間違いを残しておかれた」という屁理屈があるから。



これは、もしお父様が完璧な原理を語られたにも関わらず、堕落人間たる我々がそれを実践できなければ、神も許す事ができないからだそうだ。

全き真理を聞いたのに、何故、過ちを犯したか?と言う神の審判の時、「いえいえ、原理は完璧なものではなかったためにこの者は過ちを犯してしまったのです」という弁解の余地を残そうとされた、お父様の愛ゆえに不完全な原理しか教えてもらえないらしい。


従って、原理は不完全なものであり、お父様のみが唯一、完全なる原理を知っており、そのお父様が願われていることこそ、全き事であり、善であると考えるように教えられる。


これでは教祖の存命中に末端信者が原理に基づき反論したって無理です。

だって、その原理の上にあるお父様が願っている事なんですから。



また、次の理由として、原理では神の根本的な本質は心情であり、これを理性などの知的活動の上位に置く。

このため、頭で理解できない事がある場合、
心情が神から遠い者、堕落性が強い者、カイン的な者≒サタンに入られた者扱いされる。

なにせ、ルーシェル(懐かしい響き!)は知の天使長で賢かったそうです。それで神の愛が自分とアダムやエバへのそれとは違う事が比較できたので愛の減少感を感じ、堕天使となったとか言うからね。

なんかミカエルやガブリエルは馬鹿扱いしているような気もするが、ここでの問題は知的な、つまり論理的な反論はサタン扱いされるって事です。


従って、原理によって上の者の命令に反論するなど、許される状況ではない。



三番目に、韓国人の責任者が良く言う内容ですが、日本の原理観は間違っているのだそうだ。

この屁理屈のせいで、仮に日本人が原理に基づき反論したところで、「君のその原理観が間違っている」と言われて終わる。

従ってここでも、原理に基づき反論する信者など、存在しえない。


これら三つの理由が組み合わさって、上位(特に韓国とか韓国人)からの命令にきちんと反論する信者のいない異様な団体が出来上がる。


どうしてもそれが受け入れられないなら、外にでる=辞めるか、統一教会内で地下教会化、つまりはサンデー信者とかマンスリー信者、あるいはせいぜいがホームチャーチ礼賛論者になる以外の選択肢はない。

いずれにしろ主流になる事は絶対にありえないから、教義によって教会の活動が改善される事はないです。


ましてや、米本氏がこれから暴露する記事のように、教義そのものが変えられようとしているのでしょう?

教義で理論武装して反論したって無理無理。


それができるんなら、とっくにやってますって。


さて。信者でこの意見に反発する人は、原理で組織を改善、改良できる事を示してから、反論して下さい。

少なくとも今の教会を見て、私はこの意見を書いている。だから「お父様のみ言葉では」とか「原理では」などという実体の伴わない反論には意味がない。

また、そもそもその尊いみ言葉とやらで組織改革を実行できないのは何故か、という最初の命題に全く答えていない回答だしね。




統一教会では信者のことを食口と言いますが、その字の通りの口先だけで終わるのか、あるいはせめて一寸の虫にも五分の魂で何かやれるのか見物させてもらいましょうかね。

ま、それができるなら、とっくにやってますけどね。