ちらっと、公職者の記事を読んでみて、改めてゲンナリした。
さっき投稿した記事の流れもあって、どんだけ統一教会が（教育部長というレベルでも）あまり筋が通らない主張を繰り広げているのかを示す意味でも、まあツッコミ記事でも書いておくことにしよう。
対象となる記事はこちら。
『み言葉は毎日食べても、おいしい』 （2015/05/14）
http://kitasendo.blog12.fc2.com/blog-entry-1778.html
＜『み言葉は毎日食べても、おいしい』から引用＞
ある時、ふと、このように思ったことがあります。
｢み言葉を実践することで人格が成長し完成に近づくというなら、これまでの宗教にも哲学にもあっただろう。それだけでいいなら、新しい原理のみ言葉が出てくる必要はない。新しいみ言葉は、毎日食べたくなり、毎日食べてもますますおいしく、毎日食べれば神様の生命圏が訪ねてくる。そんなみ言葉であるなら、これまでになかったみ言葉だろう」
（中略）
み言葉にそって「実践する」ということを軽んじるのではありません。
しかし、み言葉それ自体を毎日毎日、毎時間、飽かずに食べ続けることによって、自分の中に成長するエネルギーを生み出すという力をもっと感じるべきではないのか。
考えてみれば、毎日原理のみ言葉を５時間、６時間と訓読するうちに、数年経ってみると、自分の頑固な堕落性がいつの間にはなくなったという方の証は、まさしく「み言葉自体の力」を我々に教えてくれるもののように思われます。
＜『み言葉は毎日食べても、おいしい』から引用 終わり＞
こじつけ、ご苦労さん。というのが感想かな。
この人がふと思った、という「既存の宗教にない、新しいみ言の必要性」として記述している次の文章；
｢新しいみ言葉は、毎日食べたくなり、毎日食べてもますますおいしく、毎日食べれば神様の生命圏が訪ねてくる。そんなみ言葉であるなら、これまでになかったみ言葉だろう」
という内容に関する証は何もなく、「み言葉を実践することで人格が成長し完成に近づくというなら、これまでの宗教にも哲学にもあっただろう。」程度の証に関する記載しかないのはどういうわけでしょうかね？
これでは、「新しい原理のみ言葉がでてくる必要はない」と自らが語った通りの結論にしかならないですが。
「毎日原理のみ言を５時間、６時間と訓読するうちに数年経ってみると、自分の頑固な堕落性がいつの間にはなくなった」（原文まま）
程度の証なら他の宗教にもいくらでもありますけどね。
「新しいみ言葉は、毎日食べたくなり、毎日食べてもますますおいしく、毎日食べれば神様の生命圏が訪ねてくる。」
なんていう、奇跡のサプリメントみたいな内容だったら、原理が真理かどうか迷うような「さまよえる子羊」がいるはずもなく、
「原理は真理ではない」と判断して統一教会をさるような人も現れず、
神様の生命圏（っていうのがそもそも何かよくわからないけど）が訪ねてきて生活しているような人たちの群れに、不正な公金の横領で暮らしている人たちと、その公職者に借金してでも献金して生活するような身分階級が存在してたりするはずはないわけですし。
「み言葉にそって「実践する」ということを軽んじるのではありません。」とか書いているけど、み言葉にそって「実践する」ことを軽んじる以前に何もできていないし、そもそも「み言葉にそって実践する」とは何をどのようにどうすることなのか、誰もわからない時点で、統一教会なんてただの空虚なスローガン屋さんでしかないんだが。
自分達で「真理」「真理」と言っているので、これが真理と自分で自分に洗脳しているとしか思えんな。
真理であると言うなら、その真理らしさを自ら証明すべきだし、証明できるはず。
だって、「真理」なんだよ？
これで教育部長という看板を挙げてるんだから、すごいよな。
統一教会信者になった子供の親なら泣くわ。
こんな人が「教育部長」で、こんなのに指導を受けてるのであれば、その指導の結果として子供が素晴らしい人間になってくれると期待できる親がいるわけないだろ。
こんなところに子供を預けておけないと思う親の気持ちは少しは考えたらどうなのかな？組織から部長の肩書をもらっているんだから、発言にはそれ相応の責任がある。
普段の日常生活では、まじめに、誠実に原理講義に没頭しているのかもしれないけど、日常を語る文章に現れる現実感のなさから浮かび上がる統一教会の指導の実効性のなさはいかんとも隠しがたい。
こんな団体に子供を預けておきたいと思ってもらえるだろうか？
いや、統一教会の幹部ですら、「子供がこんな団体の信者になったら親が不安に思う」と考えるから、だましだまし伝道をするし、信者になったことを親に言うなと指導する。それが統一教会の現実ですね。
これで、どうして世の中から信頼される良き集団として受け入れてもらえるのでしょうか？
これが「神様が唯一訪ねてくる団体」なのでしょうか？
信者の皆さんには、一度、静かに胸に手を当てて考えてみてもらいたい。
