KIB: kurogane in black

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信仰指導のはずが馬脚を現したというかなんというか・・・

「いつも隣に神様」のブログを書いている管理人さん。

前々からひどいとは思っていたけども、今回のこの記事を見て、私は心底がっかりした。

1万ドルが数千億に?! 皆さんの精誠は天に覚えられ、必ず返ってきます! 《特別巡回師》



自分が仮に、今も信者だったとしても、失望のあまり脱会届を出したくなるだろう。

ひどいと思ったのは、次の3点だ。


1)そもそも皆さんが統一食口になったのは、数千億ドルの資産がほしかったからなのか?

少なくとも私が、昔々のその昔に統一教会の信者になろうと思った理由は、統一教会に投資をしたらいつか何千倍、何万倍になって返ってくると考えたからではない。
今の信者のみなさんは、そんな人が多いのか?

もしそうだとすると、なんか、パチンコ屋にお金を預けにいきました、とかいっている人たちと同じような話にしか聞こえんのだが。

信者の皆さんは、本当にそんな動機で信者になってるの?



韓国の信者は、金儲け目当てでやっている人がいるのは実際に見たことがある。教会長夫人になればお金もたくさんあって、教会員が奉仕してくれると思ったから信者になった女性もいたし。

日本人でも、結果としてそういう風になっている人もいるのかもしれないが、信者になったときの動機が投機目的であった信者がいるとは知らなかったよ。



って言われたら、食口の皆さん、腹が立ちませんか?

でも、実際にそういうことを教会の指導的立場にいる人が言っちゃってるんですが、良いんでしょうか?




2)数千億ドルの資産家の話を元に、旧統一教会/家庭連合もそうだと言えるのか?


アメリカであった実話」を元に、神様もご父母様も同じですとか語っている。

その実在の人物は実際に数千億ドルの資産を持っており、名乗り出た人を見極めたうえで資産を譲渡した。空手形を切ったわけではない。

じゃあ、旧統一教会/家庭連合のご父母様には、信者すべてがに譲渡しうる資産を持っているだろうか?
また、そもそもそれを食口たちに譲渡しようという意思はあるのだろうか?



聞くだけ野暮でしょ。

大体、手元にある資産はすべて、信者の献金から生まれたもので、旧統一教会/家庭連合が自ら生み出したものなんかほとんどないじゃん。

そもそも、いずれきちんと返すという意図があるんだったら、すでに今の時点で、将来において返すべき負債をためないようにするよね?
つまり、もっと献金しろなんていわないだろうよ。


お父様はすべて知っておられます、すべて返してくださいますというが、そんな霊界に人事になってしまった人を持ち出したって、どうにもならんでしょ。

その後を襲った後継者たちだってその原資もなければ意図もないじゃない。

だから、いまだに日本人の献金目当てでやっていくしかないし、すでに献金されたお金は誰かに持っていかれたら困るから、散々裁判やっているんだろうし。


そして、結論部分には何が書いてあるか?忍耐して、忍耐して、忍耐してこられたお母様にならって皆さんも忍耐しましょう。それがわからないなら黙っていましょうという文章になっている。
結局のところ、現状も正確に認識しているし、ひどい状況だとわかっているが、それを肯定しているだけ。

これじゃあ、とてもそのアメリカの資産家のたとえ話を引っ張ってきて、だから皆さんがんばりましょう!なんて、ぜんぜん説得力ないよ。



3)結局、何もわかってないんじゃない?

この記事はつまるところ、食口が何で食口になったのか理解できていないし、旧統一教会/家庭連合が将来どうなるかわかっていない。
でも金は必要なので献金はしてくれ、それらはきっと、神さまとご父母様はすべて覚えていてそのうち返して下さるということだ。


こういう、何もわかっていないのが教会の幹部をやっており、信仰指導をしている。

目の前の信者をただなだめすかして、無理やり走らせるために、強引な実例を引っ張ってきてケツをたたく。


これ、だめだろ。



っていうか、もう分派問題やらなんやらかんやら、わけがわけがわからなくなってて、もはやこんな話でもしなけりゃやってられないということなのかもしれないけれども。


それを信仰というなら、凄いことだと思います。


あんまり尊敬したり、あこがれたりするような類のものではありませんけどね。


なんというか、馬脚を現しちゃいましたね、という感じでしょうか。