今から思えば、なぜあんな荒唐無稽なたわごとに酔いしれていたのか自分でも信じ難いことなのだが、私が信者であったときには旧統一教会=世界平和家庭連合の教組や韓国人幹部が使う大げさな台詞には衝撃を受けていた。
曰く、あなたがみ言に出会ったのに、この道を行かないならあなたの後孫があなたの墓を暴いてあなたを讒訴する。
※ここでいう「み言」とは、統一原理やら「お父様」が語られた説教などもろもろを包括したものというのが狭義の「み言」やら「この道」あるいは「御旨」の意味だが、要するに統一教会の信者にならなければならないという圧力として使われる言葉である。
曰く、霊界が開けた方が文鮮明先生をご覧になると、まばゆいばかりの光に包まれていて、まぶしさのあまりに目を開けられないほどだったが、気がつくと自分の周りを取り囲んでいた闇がすべて朝があけたように消え去っていた。
こんなの、もう離れてから20年もたつけれどもいまだに講義してくれと言われたらいくらでもできるわ。
昔とった杵柄と言うが、こんなくその役にもたたないものを身につけるために費やした、そしてもう二度と帰ってこない貴重な期間はちょっと後悔なんて単語では表しきれない忸怩たる思いしかないな。
さて。
そんな中で、最近の韓国の新聞の記事を見ていて、驚愕した。
この記事を読んでいて、次の表現には驚愕した。
なんだこの昔、統一教会で聞いたような表現は!(引用文中、強調は管理者)
文大統領が天皇即位式に出席すれば日本人はどのように受け入れるだろうか。韓日関係に深い愛情を持つ東京のある要人は「30年に一度あるかないかの国のめでたい日に文大統領が来れば、日本人の胸中に残っているわだかまりが雪が解けるように無くなるだろう」と話した。
文大統領を文鮮明師に置き換えたら、そのまま教会の説教で使ってたものじゃん!
これだけでも驚きだが、なんと複数の記事で似たようなことが書かれている。もっともどちらも中央日報だから、中の人は同じかもしらんが、それにしてもだ。
それがこちら。
こちらにも次のような表現がある。
特に「文大統領が天皇の即位式に参加して韓国国民の温かい祝いを伝えれば、日本国民の心を精一杯溶かすことができるだろう」とし(後略)
なんだこの気持悪い表現は?
結局、統一教会で使っていたあの気持悪い表現は、統一教会オリジナルではなく、韓国文化そのものだったのだ。(いまさら感、満載だが)
それにしても、「文大統領が伝える暖かい韓国国民の温かい心」というのが、これ。
「韓国が先に日本に賠償に関連した金銭的要求をしないと宣言し、韓国政府が賠償問題の責任を負うと発表する一方で、日本には過去史問題に対して心を込めて謝罪することを要求すべきだ」と話した。
は?
これのどこが温かい心なんだ?
こんなの示されて、「日本国民の心を精一杯溶か」せることが出来ると思えるとはスゲーな。
もう自分にとって正しいことは相手にも正しい(ただし、自分の見解と異なる相手の主張は正しくないことは天地神明にかけての真理)というのが韓国人の基本的な文化的体質なのだとおもう。
そして、これが端的に表されているのが「自分がすればロマンス、他人がすれば不倫」という表現なのだろう。
さて、旧統一教会=世界平和家庭連合およびそこからの各種分派の皆さん。
こんな文化の人が統べる世界が平和な世界になるとは、どういう理屈をもって成り立つのか、まじめに考えて回答してもらいたい。
なぜなら、君達はそれこそが「真理」だと信じているはずなのだから。