米本さんのところで話題になっているAmazonで公開されている「カルト集団と過激な信仰」。
この類似のシリーズとして「一夫多妻カルト教団を脱出せよ」がある。
というか私が知っている範囲で言えば、この「一夫多妻カルト教団を脱出せよ」の方が先にAmazonに公開され、次に「カルト集団と過激な信仰」という順番だったと記憶している。
私のような経歴を持っていれば、見ざるを得ない内容なわけで、当然視聴もしたが、あまりにも過去のトラウマを簡単に刺激する内容で簡単にネットで紹介する気にならなかった。
しかし、米本さんのところで公開されているのなら仕方ない。
この記事を読みに来る人は、統一教会=世界平和統一家庭連合とその派生教団について関心があるだろうし、確かにサンクチュアリ教会の動画も衝撃的なものであるのは間違いない。
しかし、落ち着いてじっくりとこの二つのシリーズを見て思うことは、統一教会に限らず、どのカルト宗教も本質的なところで同じだということ。
細かいことを言えば、微妙に違うようでも本質的には何も変わらない。
たとえば教義でのメッセージ。
誰も終末が来た時に信者のみが救われると説き、外の世界は悪魔が支配しているという。
たとえばカルトではないか?と聞かれた時の対応。
みな、一様にカルトの定義とはなんですか?と言い出す。
たとえばなぜそのような行動をするのかと質問された時の回答のしかた。
教義に従っているだけであり、我々は犯罪行為は認めていないと白を切る。
たとえば教団の指示に疑問を持った人たち、やめた人たちへの態度。
みな、死人であり関わってはいけない人たちだ。
たとえばなにか意味が分からないことがあった場合の答え方。
なにか意味がある。
たとえば苦痛を伴う儀式。結婚。性的な関係などなどなどなど…
そしてやめた人たちが、組織を抜けた人がどれだけ破壊され、普通の社会に戻るためにどれほどの苦労を強いられるか・・・
そしてそしてさらに、やめた人は死んだ人なのだから、彼らに対して責任など取らないことも。
統一教会だけではない。
どのカルト宗教も同じ。
サンクチュアリに続く「十二の使徒」なんか、12の氏族が地上に定着したら救い主がとか言い出して、「おお!それも聞いたことがあるぞ!」と思った。
もうそんなのだらけ。
どれもこれも変わらない。
まったく。どういつもこいつもみな同じでしかない。
救いをもたらすなどと語る人、団体から距離を置け。
彼らがもたらすものは、救いや天国ではなく、奴隷としての服従と地獄でしかない。