信者になる過程となった後を一緒に議論するんじゃかみ合わない
うちのブログで断トツにアクセスを稼いでいるのはこちらの投稿。
ところで、ジャーナリスト 米本氏はマインドコントロールや洗脳はないという立場にいて、その根拠として伝道される過程で99%が脱落していくからだとおっしゃる。
信者になる過程、それが霊感商法で壺や多宝塔を買わされたり、街頭アンケートだったり、それがどのようなものであれ最終的に2日修、5または7日修などを経て最終的に献身にまでいたる過程、あるいはなったとしてもその後、祝福を受けて「統一家庭」を築き、さらには祝福の子女を生み育てる過程においても、脱落する人はいくらでもいると思うが、ほとんどが脱落するからマインドコントロールはない、っていうのは、そこだけみたらそりゃそうだとしか思わない。
99%は自分で離れているからマインドコントロールなんかないんだという言い方は非常に乱暴で、「過酷な会社環境で精神を病んだ」という人が1%いかなかったら、その会社はホワイトだみたいな極論と同じではないのか?
なんか水晶を見つめているうちに催眠術にかかったようになって、自分の意図に反して他人の言いなりになっているというイメージでマインドコントロールが成立していると考えるなら、そんなものは存在しない。
2日修やら5・7日修の過程では自分で判断できる機会はいくらでもあったはずだというのは、経験したことがない人間のいかにも言いそうな発言だとは思うが、ここはまあ良い。
ブラックな環境で精神を病んだ人が1%しかいなかろうが、そもそもそれは問題なのとおなじく、統一教会に残った1%の人たちなんじゃないの?
冒頭で引用した自分のむかしの投稿でも書いたことなので重複してしまうが、まともに意思疎通ができない。人間と思って会話してたら、なにかのきっかけて信頼関係が壊れてしまう。
また、徳野さんが「うちは宗教団体なので献金の強要はしない。誤解は避ける」とか言って記者会見した後でさえ、原研所属の学生は「F」をやるとブログに堂々と書いていたが、徳野さんの会見でじゃあまともに献金強要がなくなるなどと信じる信者も元信者もおらず、実際、表現が巧妙になっただけで献金へのプッシュは続いていた。
ちゃんと自分で考えるまともな判断力をもった成人なら、こんなことがおきたら「会長の方針はどうなっているのか」と大騒ぎしないといけないはずだが、そんなこともなく、結局は「摂理に必要」ということで言われるままに献金を続ける。
その状況を外から見たときに「洗脳されているとしか思われない」と考えるのは、「入信者が1%しかいないから、マインドコントロールはない」という主張よりは妥当な ものだと思います。
念のため、このように書いたからと言って、統一教会の信者を監禁して説得することについては反対していますし、それは統一教会の信者がどうような手法で伝道したりすることも反対していることについては、過去にも主張している通りで、この記事でも同様であるとは記載しておきたいと思います。