KIB: kurogane in black

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統一教会の本質を知れば、どうしてもそうなるよね。

今日はちょっとしたつぶやきのような感じ。

 

米本さんについては、いろいろ厳しいこともたくさん書いてきた。

もっとも、こんな辺鄙なところでつぶやいていて、見る人がせいぜい片手で数えられるぐらいのような”人気度”を誇る(笑)ようなブログでは、偉そうに厳しいことを書いてきたなんて発言すること自体がおこがましいのはよくわかっている。

 

それでも米本さんが果たしてきた功績というのは、統一教会界隈の人たちに対してみれば非常に大きく、その点については称賛を惜しむつもりはない。

統一教会側では、拉致監禁問題を公論化してきたこと以外は、目の上のたんこぶだったようだが、すくなくともジャーナリストの問題意識について米本さんが書いてきたことについて、拉致問題に関しては褒めたたえたが、統一教会の活動に関して厳しい批判を加える様になった途端、手のひらを返したことは、その姿勢も含めて統一教会の本質として記憶されておくべきだと思う。

 

米本さんからすれば、拉致監禁問題を公論化した結果として、ジャーナリストとしての収入の道を制限することになったことを統一教会拉致監禁担当の人を先頭に、信者の皆さん全員が忘れてはならないだろう。

 

三者である米本さんが、たくさんの記事を書いてくれたから公論化もされ、裁判も統一教会側に有利に見えるような判決が下されるようになったともいえるのだし。

米本さんなくして、信者への拉致監禁は収束しているはずもなかった。

 

それなら、そんな米本さんの厳しい指摘にも耳を傾けるべきというのが通常の世界の話のはずだが、そこは圧倒的に強制力の強い韓国側の圧力で封殺されてしまったのが現在の統一教会と米本さんの関係なのだろう。

 

そして、そんな米本さんが、半ば密室の話として表に出てこなかった創始者の真の姿を取り上げて、「こんな団体に子供がとられたら、個別に説得したくなる気持ちは分かる」といったようなことを呟くようになってしまったのだから、もうなんとも表現のしようがない。

 

統一教会にとっては自業自得、身から出た錆。

 

臭いものに蓋をしていながら、「神の血統を中心とする理想の地上天国実現!」などと言えばどういうことになるのか、世の中をなめているのだろう。

 

もっとも、その創始者のお伽噺に従えば、今頃は自分たちが世界の中心に座って全世界を神の名のもとに統治し、多少の問題も摂理的な蕩減として説明をつけてもみ消していたつもりなのだろうけれども。

 

残念なことに統一教会は韓国においてはもちろん、世界中のどの地域においても国教化には程遠い。

 

ああ、韓国においては創始者と同じ本貫である南平文氏である大統領が、そのまんま統一教会創始者と同じように南北統一を悲願として、まるで統一教会が政権を取ったかのような政治をしてくれていますので、その意味では韓国においては神の国が実現していたかもしれませんね。

 

いずれにしても、米本さんがあんな発言をするようになるとは、ちょっと驚きましたが、この投稿のタイトルの通り。彼等の本質を知れば、そういう親の気持ちに心情的には同情したくなることでしょう。

 

やり方も何もかもが間違っているので、米本さんも、そして私も拉致監禁をしてまでの説得に賛成することは決してないでしょうが。

 

いずれにしても、これが悲しいかな現実の世界ということです。