KIB: kurogane in black

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善良なる管理者の義務

東京都知事尖閣諸島を東京都で購入すると発言し、その購入資金をまかなうために寄付金を募ったところ、4月27日から募金をスタートしてゴールデンウィークをはさんだ5月9日入金分までで、3億7千万円が集まっているという。


所有者は東京都が買うなら10億円ぐらいと言っているらしいので、うまく行けば購入資金は全額寄付金だけでまかなう事ができるかもしれないですね。


http://news.livedoor.com/article/detail/6552118/


中には

> 「ほんとに尖閣に使うんだろうな」
> と使いみちを気にかける声なども登場している。

とのコメントも見えたが、普通、お金を出す立場では、この質問は当然と言える。

さて。。

日本のUCでお金といえば、とてつもない金額の献金を求める事が知られているが、現役信者の開き直りとも言える発言のオンパレードには辟易する。

しかも、一般の人たちが辟易する理由について、現役信者が理解できていなさそうだというところがなんとも脱力感を加速させるところだ。

何か物事をすすめるためにはお金が必要だという主張にはまったく反対する点はない。

誰が何をするにもお金は必要だからだ。

私はUCの教義は間違っていると思っているし、こんなものを真理と主張して、広めようとするのは人類に対する朝鮮だ、いや間違った、挑戦だと考えている人間だ。

理由は古いブログで既に示したとおり。

かつまた、今、UCの信者達自身がブログ村で示してくれているように、絶対的な権威を持つ存在の語られる言葉が、前後の略脈が不明な状況で曖昧に語られているために、いかようにも解釈が可能であり、結局、人類の平和に貢献しないと考えるからである。


しかし彼らが存続するにせよ、解散するにせよ、何かをするにはお金が必要であることに間違いはない。

それでは問題は何かというと、UCの活動を展開するお金というのは、何を目的として、どれくらいの金額が必要なのか、またそのお金を使ったらどういう結果を得られるのか、という事がまったく不明であるということだ。

また信者の位置づけもはっきりしない。

たとえば会社法というか商法上の取締役に該当するなら、組織の活動に必要な資金の借り入れに当たっては担保を差し出す事はありうる。

しかし、いくら「主人意識を持て」と説教で言われるにしても、末端信者が自分で借金して教会運営や献金に差し出すというのは、どういう理由に基づくのか、私にはさっぱり理解できない。

日本のエバ国としての使命?


分かりません。それがなんで日本の信者は献金をしないといけないのか。

また日本にいる日本人信者は献金しなければいけないけれども、海外に行くとその債務から免責される理由も良く分からない。

日本から海外に嫁いだら、出嫁外人ということで日本人ではなくなるのか?

「日本」という国に課された使命というなら、日本が国として支払うべき根拠が必要だが、どうもそういう事ではない。

過去の蕩減という主張を昔はしていた。それなら今のUCの活動の尻拭い(裁判費用の負担もそうだが)は、いったい何の蕩減条件なのか誰かきちんと説明してくれないだろうか?

お金をささげる側の意識として、その使い道に疑いを持ってはいけないなどという説明もある。

その理屈自体は、「一信者の姿勢」としては理解はできる。


しかし、この万物や被造世界の主管者として、あつまったお金をどのように適切に使うのか、神さまの願いのとおりに使われているか、よこしまな動機でおかしなところに使われたりしないのか、という事をきちんと主管する責任もあるのではないか?


実際、今まで(そして多分今だって)そういう責任をきちんと果たしてこなかった所に、一部で私腹を肥やす幹部がでてきて、今の混乱の原因にもなっているとすら言えるわけだ。


だから一信者としてささげた自分のあの10万円がどこに使われたか、などという事をいちいち気にしないというのは信仰者の姿勢としては褒められるかもしれない。

しかし集まった1000億円がどこでどのような目的に使われているのか、そしてそれは所期の成果が挙げられたのか挙げられなかったのか、挙げられなかったとすれば原因は何か、問題のない使い方はなかったかどうかという事をきちんとチェックするのは、経済に責任をもつエバ国としても目を光らせるべきだったのではないのか?

どこの世界に、女房を死ぬほど働かせておいて、足りなければ借金させてでも金を作らせておいて、自分はお金の管理もせずに使い放題に使う旦那がいるっていうんだ?

いや、いるけどさ、それで理想的な夫婦関係と呼ぶのか?

韓国の伝統的な発想に基づけば、これは非常に正しいあり方なのだろう。

奴隷(=配偶者だって人権なんか認められていないから奴隷みたいなもの)が働いて、両班である男は偉そうにカネを使いまくるという構造だったから、それを現代に宗教というきわめて古い枠組みを使って再現してみせたのだ。

それが理想世界のあり方だというのであれば、日本における伝道者の責任とは、「日本的な理想相対」やら「現代における理想相対」などという錯覚を起こすような説明は根本的に間違いであり、韓国的な夫の奴隷として、生涯、身も心も財産も捧げつくす夫婦関係をこの世に実現するのがUCの理想であるときちんと伝えるべきだろう。

それがコンプライアンスにも合致したやりかただ。

書いているほうもおぞましい表現だが、実際に今のUCにおける韓国と日本の関係や、韓国に送り込まれた数多くの日本女性が経験してきたところを外観的に述べるなら、こう描写するのが正確だ。

改めて聞きたい。

UCの言う地上天国実現には、全体でどれくらいのお金が必要であり、そのお金はいったいどこから、どのように調達し、誰が管理してどのように使うのか、天宙の主管を行うべき責任をもった存在として、また経済に責任を持つエバ国の信者として答えてもらいたい。


「そんなの途方もない事は分かるが全体でいくらなんて知りようがない」なんて言う人がいるだろう。

それならそういう人には追加で質問しておく。

全体でいくらか分からないというのは理解はできる。しかし、それを把握しようとは勤めていますか?

「分からないから分からない。とにかく出せ」では、天宙の主管者には相応しい態度ではないと申し上げて起きます。

分からないなりに、全体を把握しようという努力は必要です。

「天国ではどんぶり勘定でお金を管理します。神さまと会話しながらやるので、神さまが勝手に調節してくれるので、大丈夫なのです」、なんていうのは神さまといったいとなってこの世を主管する息子・娘の発言ではないでしょう。


他にも色々言いたい事はありますが、とりあえずこの辺で。