KIB: kurogane in black

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復帰摂理の失敗

昔の統一教会というのはとにかく威勢が良かった。

「韓国がアダム国家、日本はエバ国家、アメリカは天使長国家でこれが一体となって世界を回せ」とか、「世界を三回転させたら変わるんだね」(どちらも by 文鮮明:ただし原文どおりではないかも。私の記憶によるものです)とか、こんな感じだった。

今は弱小なこんなちっぽけな団体だが、我々は世界を回しているんだ、とか今から考えればまったく理解不可能な自負心とか自尊心にあふれていた。


つい数年前でもベーリング海峡にトンネル(だか橋)をかけるんだとか、アベル国連だとか、相変わらず法螺の規模は壮大なものだったが、もうこのあたりの話題になってくると、あまりにも現実感が乏しく、本気で信じている人もいないのではないか?

大体、ベーリング海峡トンネルなんてものを発表した当時は、「これで渉外が進む」とか「献金を何に使うんだと聞かれたら、堂々と応えられるようになりました」とか、そんなことを豪語していた。

あの時、そんな説明をして献金してもらった人には、なんと説明するつもりなのだろうか?

誰かベーリング海峡トンネルをネタに献金した人がいたら、その後どうしているのか報告してくれるとありがたいのだけれども、どうなんだろう?


さて。


そうこうするうちに、とうとう創始者がなくなってしまった。


そんな昨今の韓国の状況を、昔のような「いわゆる摂理的な視点」で眺めるならば、「神様の復帰摂理は失敗した」といわざるを得ないだろう。


韓国は、もはや日本やアメリカとの関係よりも、中国と一体となって生きることを選んだのだから。

そのことが鮮明になったのが先日の靖国放火犯である中国人の送還問題



もはや、韓国は日本やアメリカとではなく、中国にすがっていくしか生きる道はなくなりました。



市場経済を導入しているとは言え、共産主義を捨てていない中国に取り込まれた韓国。


アダムが堕落エバに誘惑されて一体となったエデンの園の出来事を再現したものだ、と言っても良い。(昔の統一教会風に言うならばね)

これを「(いわゆる昔の統一教会風に言う)摂理の失敗」と呼ばずしてなんといえば良い?


お父様とやらが言わなければ、そういう事は誰も何も考えられないけども、世界を統一しますと恥ずかしげも無く訴えたい統一教会信者達。


うん。


何を、どんな角度から考えてみても、摂理なんか失敗していると思います。


でも、何の危機感もない統一勇士達。


ブラックジョークにしても酷すぎますね。


まあ、元信者の知ったことではありませんが。