KIB: kurogane in black

Yahoo!ブログ閉鎖に伴い移動しました。

拉致について (元記事の投稿日:2005年6月25日)

楽天ブログが閉鎖されてしまいました。削除されてもバックアップはとってあるので、復元はできます。

以下、元記事は楽天ブログに2005年6月25日に公開したものをそのまま復元した文章です。
参考:元URL(現在は表示されません。)
http://plaza.rakuten.co.jp/kuroganeyashiki/diary/200506250000/

復元の順番が前後しました。最初は、復元しなくても良いかと思っていたのですが、またぞろ北朝鮮が挑発的な行為をしてきていますし、拉致被害者や離別家族に対してにべもない反応を見せています。
その北朝鮮と仲が良いことを盛んに喧伝していた統一教会のについて、きちんと掲載しておくことは意味があると考え、やはり掲載することにしました。

<以下、元記事の復元内容です。>

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この原稿は、「獅子身中の虫」の番外編として書いています。


ホワイストーリーとかいうものの胡散臭さを指摘する前に、今、この炎天下で行われている「家族会」の座り込みついて、私のポジションで書けることを書きます。

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今、黙って立っているだけで暑い。アスファルトの舗装道路からは照り返しによる陽炎がぼうっと上り立つ。私の年代の人間でも、このなかにい続けることはつらいだろうと思う。ましてや、子供たちが強制的に連れ去られてから30年・・・

子供を抱きしめることはもちろんのこと、声すら聞くことができない状況で、まさにこの世の地獄を経験してこられたことだろう。

このままの状態が続けば、一体どういうことになるのか・・・

今現在、東アジアの緊張状態と不安定感を造成しているのは、北朝鮮とその南側の韓国なのだ。

中国ももちろんその責任からは逃れられないとは思うけれど、特に今回の件に関しては、直接的には北朝鮮と、そしてその北の防波堤であることを宣言して恥じない韓国にある。

統一教会は宗教ではなく、「日本の永遠なる韓国への従属」を目的とした団体>

さて、その韓国を根とする統一教会

かつては勝共連合だとか勇ましい団体を作って、反共の砦みたいなことを自認していたが、「文鮮明(ムンソンミョン)師と金日成(キムイルソン)主席―開かれた南北統一の道」(福田信之著:世界日報社)なんていう本を1991年に出すほど、実は統一教会北朝鮮とはお仲間になってしまった。

www.kinokuniya.co.jp

紹介文を見ると、このように記載されている。

「不倶戴天の敵」と見られていた二人の電撃的な会合。何が行われたのか。世界に与えた影響とは何なのか。南北統一はどのようになされるというのだろうか。

内容(「MARC」データベースより)
91年11月30日、文鮮明師が突如、北朝鮮を訪問し、12月6日には金日成主席と会見した。「不倶戴天の敵」と見られていた2人の電撃的な会合で何が行われたのか。世界に与えた影響とは何なのか。南北統一はどのようになされるというのだろうか。

 

もちろん、今はかつてとは状況が違うし、北の親分は息子に世襲されてしまった。

しかしそれなら、なおのこと、統一教会は「宗教団体として」、北に対して宗教的見地から、奉仕活動をするにしても、拉致などの非人道的行為は改めたほうがよろしいですよ、とぐらい言うべきだろう。

このページをみると、北朝鮮統一教会を頼らなければならないほど状況が悪くなったと書いてあるが、そんなに頼られているのなら、北朝鮮のために悲しい涙を流してきた人たちを解放してあげることは、(売名行為ととられようがなにしようが)大変価値のあることだと思う。

ところが、だ。

彼らには、そんな北朝鮮による拉致被害の解決など、まったく関心がない。

彼らにとって関心がある「拉致」とは、「キリスト教牧師による、信教の自由を阻害する拉致反対」の一点張り。

そんなに拉致が問題だというのなら、北朝鮮拉致被害者を解決して、名前を売れ。
日本だけではない、韓国にだって拉致被害者がたくさんいるのだろう?彼らを救出してやれ。その後で、自分たちの拉致被害の是非を世に問え。

もちろんこのように書いたからといって、私は拉致監禁してまで改宗させることが正しいとは思わない。当然、拉致・監禁は信教の自由問題を離れて、個人の自由を侵害するという観点で反対する

しかし、冷たい言い方を許してもらうならば、彼らは反社会思想に自ら(自ら、というのは「団体」をさす。個人に関して言うならばその組織に絡めとられたというべきだろう)手を染めたことで、そうなったのであって、なにもない状況から、いきなり拉致監禁されたのではない。

それに比べて、北朝鮮による拉致被害者は、信教の自由もへったくれもすっとばして、他国の領土に工作員が侵入し、何の罪も咎もないのに勝手に拉致されていってしまった人たちなのだ


統一教会 拉致で検索すれば、いくらでも事案がでてくるが、そこまで多数の家族の方々が、拉致をしてまで息子の活動に反対しているという事実は、単に宗教的迫害だけでは済まされない。

それに、たとえば、ここの記録を見ても、彼らのいう拉致監禁は(本人にとっては大変だったろうとは思う。だから「個人の自由」(信教の自由ではない)を阻害する拉致監禁の被害者本人には、「個人の自由の観点」から、同情いたします)、日本国内で行われており、そこから脱出することも可能ではある。
特に改宗するならば、出てくることができる。(もちろんそれが宗教迫害の現場だと、彼らは主張するのだろうけれど・・・)

しかし、一方で北朝鮮拉致被害者はどうだろうか?

彼らは、キム・イルソン、キム・ジョンイル マンセーといえば、北朝鮮から出てこられるのか?チュチェ思想を信じれば、日本に帰ってこられるのだろうか?

日本は悪いことをしてきたと叫べば、親の声を聞くことができるのか?

全部、答えは否だった。

前回の遺骨騒動を忘れない。
(※再掲に当たって注記:北朝鮮横田めぐみさんがすでに死亡しており、その証拠として遺骨を提出してきたが、日本での鑑定結果、偽物であることが判明した事件の事。)

統一教会の信教の自由迫害がどれほど酷いものかは私は知らない。

しかしそれを声高にいいつのって裁判を起こし、被害者の顔をするのなら、仲良くしている北朝鮮に働きかけて、拉致被害者を救出しろ。統一教会よ。

しかし、こう書きながら、「彼らはそれをしないだろう。」という確信ばかりが募っていく・・・

統一教会の教祖は、世界救済のための条件(つまり、それは言い換えるならば、イエスが十字架にかかるようなものなのだと思うけれど)として、なんと釣りをすると主張し、日本人に借金させて作ったリゾートに遊びにきてどんどんお金を落とせ、と平気で主張する。


宗教活動としての釣り(?)

文先生はフィッシングを「宗教的訓練」の一環として考えておられます。
すなわち、海は教室であり、聖堂であり、礼拝の場であると理解される文先生は、多くの人々が海での体験を通して、心霊を高め、神様を体験することのできる道を捜してこられました。そして「海は最高の訓練場である」として、先生自らが率先してフィッシングをされながら、教育と訓練の道を開かれ、その伝統を受け継がせるために、今日まで教会員を指導されています。


リゾート

2005年03月10日“平和実現する手段で事業投資
統一教会統一協会)関連情報
ファン・ソンチョ 世界平和統一家庭連合 会長

黄ソンチョ(50)世界平和統一家庭連合 会長は統一教会が麗水(ヨス)国際海洋観光レジャー団地造成など新しい事業をする背景と関連,『21世紀は「人生の質」を重視する時代として観光レジャースポーツが中心産業になる見こみ』と言いながら「私たちのする事業は殆どすべて外資融資で成り立つ」と言った。

去年10月まで統一教財団会長を引き受けて「麗水プロジェクト」を進めて来た黄会長に去る1月27日午後ソウル青坡洞事務室で会った。

ー統一グループが南海岸一帯に超大型観光団地を建設するなど新しい事業を推進する背景は何か。

ー私たちは他の宗教と違い多分野で全世界を対として成功的に事業をして来た。私たちは来世も信じるが現世に平和世界を構築することを目標にしているし企業は平和世界実現の手段と見ている。21世紀に入って‘人生の質’が中心テーマになりながら機械、電子事業などから脱して観光、レジャー、スポーツ事業で関心を向けている。
(中略)

ー麗水を観光開発地に選んだ理由は?

文鮮明総裁が海に深い関心を持っている。海は資源確保の宝庫で人間本性回復の場だ。私たちはアラスカ ボストン マイアミ サンフランシスコ南米などで海洋関連事業をして来たし,最近では南極のグリル海老漁業も実施している。これから綜合海洋産業の源を韓国で開こうとするのだ。
(中略)


ー麗水開発に投資する1兆6000億ウォンは統一教会員が海外から持ちこんだのか。

ーそうです。

(中略)

ー麗水開発は統一教会員が外資を持ちこんで起こした単一事業では最大規模なのか。

ーそうとも見られます。しかし今後の10年間継続的に投資されます
(中略)

統一協会が積極的に行っている対北事業では新しい投資者はいないのか。

ー平和自動車など北韓経済協力事業外に普通江ホテルの横に7階建ての平和センターを建てて完成段階にある。教育と国際会議,国際宗教交流の場として活用されるでしょう。最初統一教会を目標にしたが文総裁が‘すべての宗教が使うことができる教育文化の場を作りなさい’と指示し平和センターになった。私たちは1991年結んだ文総裁と金日成主席との双方合意によって対北事業をしている。北朝鮮政権とは良い関係だ。
(後略)

 

ここにも北朝鮮とは仲が良いと書いてあるし、統一教会の事業はほとんど外資(!)。
外資ってどこからきたもの?
⇒ 答え:日本人の借金

2005年2月14日だったか、統一教会教祖の誕生日を前に、信徒からの借金のお願い電話が、駆け巡っていました。

今回の「献金」は、天宙(宇宙に霊界を加えた概念といいますか)的な意味があるので、絶対に達成しなければならないから、だと。

その宇宙よりも広大な意味ってのが、この麗水リゾート建設・・・ orz...


こんなの後10年は続くそうですよ?

自分たちの拉致被害にはうるさいが、自分のお仲間(北朝鮮)が、不法を働いて行っている拉致には冷たい。そして日本人の借金で、リゾートを作る・・・

少しは良心の呵責を感じてほしいです。

そして、そんなに北朝鮮と仲がいいのなら、さっさと被害者救出の努力ぐらいしろ。