KIB: kurogane in black

Yahoo!ブログ閉鎖に伴い移動しました。

shinさんへ 続き (元記事の投稿日:2005年8月4日)

楽天ブログが閉鎖されてしまいました。削除されてもバックアップはとってるので、復元はできます。

以下、元記事は楽天ブログに2005年8月4日に公開したものをそのまま復元した文章です。
参考:元URL(現在は表示されません。)
http://plaza.rakuten.co.jp/kuroganeyashiki/diary/200508040001/

以下の記事の復元にあたっての補足。
この記事は、この前の投稿「shinさんへの返事」の続きです。

 

kib.hateblo.jp
<以下、元記事の復元内容です。>

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shinさん

>私(男)は大学一年生です。高3の時に友人(女)から自分は二世だということを私に打ち明けてくれました。それ以来今日に至るまで毎日協会のことを調べてきました。

内容からして、それぐらいの世代とは思っていたけれど・・・・
大切な友達を必死になって守ろうとするshinさん。

もらったコメントをみても、shinさんの切実な思いが伝わってきます。

日記、前回から「続き」となったままですが、その後半部の導入としてどんぴしゃのコメントだと思うので、これに答える形で、「続き」の内容にしたい。

ちょっと順序が逆になるけれど、

>今回のようにくろがねさんやみなさんが疑問に思うことをもっと問いかけてほしいです。彼女はこのような疑問に思うようなことを聞くと鬱になり辛い状態に陥りますが、彼女自身も協会の問題点や疑問に思うことなど色々と知りたいと言ってます。そしてそのたくさんの意見を大事な材料の一つとして協会のことを私たちは考えていきたいと思っています。

私は、「自分の言うことを信じて欲しいと思ってない」と書きました。そのように言う理由は、これまた繰り返しになりますが、私の意見など、私の知りうる限定された根拠をあつめて、私の視点で切り取った見解に過ぎないからです。

その意見の根拠はなんなのか?何に基づいてそのような主張をしているのか?「こう思います」というのは、何をどのように見たから「そう思っている」のか?その根拠に基づくその判断は正しいのか?自分も同じように考えるのか?そしてその結果として、その意見に賛成するのか?

そうした結果として、ある人の意見を材料として考えるのなら、有益でしょう。

それから、shinさんがしてきた9つの質問に、一つ一つ答えないと言った。これはたとえば堕落論がどうしたとか、文が怪しい商売していたかとか、それこそ証拠があがらないようなことは、既に書いてありますように私の分野ではないと思っているからです。

私の日記は、半ば自主的に、半ば問い合わせに答える形で書き散らしているものだけれど、創造原理の神学は画期的かとか、堕落論がどうなのか、とか復帰原理はどんな神学よりも合理的に聖書を解釈しているかということがどれほど立証されていようと、もっとも重要な事は何か?というと・・・

「日本がサタン国家として40年間韓国を苦しめたかどうか」ということが現実的には最大の鍵だと思っています。

その理由は、創造原理で描かれた本然の世界が、堕落論でサタンに奪われたために、神は歴史を通して復帰摂理を展開してきた。ここで必ずでてくるのが、「サタン分立基台」の40数です。

このサタン分立基台40数を通じて、サタンを分立したという条件を立てて神は摂理を進めるのだと、何度も繰り返し繰り返し書いてある。

そして歴史の終末において、やはり日本がサタン国家として40年間韓国を迫害と虐殺の限りを尽くして韓国を苦しめたのだから、韓国からサタンが分立されてメシアが登場する基台が作られたのだ、ということになっている。

ということは他の何が全て正しかろうが、原理が真理であろうが、その最後の最後の場面で、この40数サタン分立基台がないのなら、この世からサタンは分立されておらず、メシア登場の条件も整っていないことになる。

それなのに、メシアを自称する人間が現れたとしたらそれは偽者なのだ。

このように言うと、またぞろ「洗礼ヨハネの時にも同じようにエリアが来ていないのにメシアを自称するものは偽者ということになってイエスユダヤ人に受け入れられなかった」とか言い出す奴がきっといるだろうと思う。

私が言っているのは、洗礼ヨハネがその使命に答えたかどうかということとは根本的に違うことなのだ。

洗礼ヨハネが失敗したので、イエスは洗礼ヨハネの立場で復帰摂理を出発するために40日の荒野路程を経て、同じくサタン分立基台を作って、イエスの第二次摂理がスタートした、と原理講論には書いてある。

つまり、この40数サタン分立基台があるかないかということは、乱暴なたとえをするならばイエスが出発したこの40日荒野路程があったかなかったか?というほどの重大事であるのです。

さて、イエスが本当に40日荒野でさまよったかは検証のしようがありません。

しかし図らずも、最近明らかになってきているように、日本は40年間韓国を苦しめたどころか、日本は1910年から今に至るまで、日本国民の血を流しながら韓国を支えてあげてきている。

とすると、サタン国家として神側を迫害したのは一体どちらなのか?

原理講論には、蛇はサタンであるとし、蛇の先が二つにわれた舌は、二枚舌の象徴である、と書いている。

日本と韓国を比べたときに、どちらが嘘をつく民族なのか?どちらが二枚舌の民族なのか?

これまで散々日本に対して意味不明の違法行為・不法行為を繰り返し、今も反日教育を行い、親日究明法を制定して日本を排撃しようとし、それでもカネを引き出すことだけは厚かましいくせに、「これまで私達は平和的な友好関係」とか言いつつ人のつかう教科書まで邪魔しようとするほどの二枚舌は誰についているのか?


サタン=蛇=二枚舌だとすると、それはいったいどちらの民族なのか?

私は、「神様は本当に二性々相の中和的主体」としておられるかどうか、とかアダムとエバは本当に天使長と不純異性交遊をして堕落したのかとか、アダムの時から今まで本当に神の摂理はあったのかなかったのか、なんて、どんなに調べようが祈ろうがわかりっこない、と思っています。

だからその辺の話はできない。

しかし、その結論として書いてあることは、近現代史と繋がってきており、そこの記述と実際の整合性は確認することができる。しかも、それは本当にメシアが登場するかしないかを決める、重要な条件でもあるわけです。


現実はどうだったでしょうか?

しかもエジプト時代ローマ帝国時代の検証をしてみたように、原理はその時代をユダヤ人やキリスト教徒にとって、とても悲惨な迫害と虐待の歴史として描写し、同じことを日本がしたのだ、と主張していましたが、最近の研究では、それすら怪しいのでしょう?

もう、原理の内容など根本から間違っていると判断するに足る十分な内容だと私は思う。

>今回のこの「だから原理なんて馬鹿らしい」の中にあるようなことを言われるとやはり、彼女は協会に疑問を感じて足が止まります。私は一般の者なのでただ疑問を感じるだけのですが、彼女の場合はそれだけでは済まず、自分はどう生きていったら良いのか分からないという風になり鬱状態になってしまいます。生きるのが疲れると言われた時は自殺でもするのではないかと思い、本当に心配しました。

この気持ちは、二世でなくても私も分かる。これこそが真理だと信じたから親を捨て、友を捨て、故郷を捨て、カネも捨て、国も捨ててやってきてみたら、実は壮大な詐欺だったなんて・・・

そりゃ二階に上ったら梯子をはずされた、なんてものじゃない。

私にもshinさんのように、真剣に私のことを心配してくれる友達がいた。異性も同性も含めてね。

そして、彼らが真剣になればなるほど、私はこの道を選んだのだから、それを妨げる者はサタンと決め付けてみな切り捨ててきた。

大学生の時、ゼミの教授はその団体にいることを知りつつ、「お前は学問すれば伸びる」といって自分の研究室に残るように、わざわざ「寮」にまで電話をかけてきて、メシを食おうといってその教授御用達の料亭でご馳走してくれてまで説得しようとしてくれたけれど、やはりサタンといって振り切って海外に飛び出していった。

自分が海外にいる時、いろいろな人から、「その団体にいる」と知りつつ、有形無形の支援をしてくれたり何くれとなく心をかけてくれる人達もいた。しかし、「その団体の仲間にならない」という理由で、これまたやはり切り捨ててきた。

橋を渡ってこの世に帰ってきて、あちこちで切り捨て、情け容赦なく振り飛ばし、意味不明の行動様式を身に着けてしまったために、この世に定着する上でも、周りの人たちをずいぶんと苦しめてきた。

こんな縁、そんな縁、皆そのためにずばずば切って捨てて恩を仇で返してしまって・・・今からどうするよ?

もうどうにもできやしない。

せめて、今からできた縁を大切にするぐらいしかできない。
幸い、自分の場合は親族や友達から金を借りてないだけまだ良かったね、といって慰める程度しかできない。

だから、shinさんのような立場の人を見ると、自分が捨ててきたかつての友達の顔が一人一人思い浮かぶ・・・・

彼らの恩を仇で返してきた過去を振り返るとき、涙が出てくる。

そんな経験を持つ私からshinさんに言うとすれば、彼女のことを真剣に何とかしてあげたいと思うのなら、何よりも他人の意見に振り回されるような自分にならず、その意見の根拠をきちんと判断して、自分の意見を言えるようになれ。

誰よりもshinさん自身であれ。

その友達は、今のあなたの誠実さを信用してshinさんに相談したのだろう。
でも、これからはさらに彼女の親以上にどっしりと、山のようにぶれない、本当の男になれ。

そして彼女が本当に辛くて死にそうになり、この世から文字通り縁を切ろうとしたときに、彼女を支える大地のような人間になれ。

彼女がどんなに悩み苦しみ、怒り叫び、地面をたたいて泣き、そして彷徨しても、しっかりと抱きとめられるような男になれ。

二世だとかそうじゃないとか、そんな悩みを吹き飛ばすほどの、本当の強さを持った男になれ。

shinさんがshinさん自身であろうとすること。
そのために、一つ一つ着実に前に進もうとする姿。
どんなに彼女が迷っても、その迷いすら吸収してしまう器。

そういう人間になることが、彼女が彼女らしさを見つけて、自分の人生を歩みだせるきっかけになるだろうと思う。

健闘を祈る