KIB: kurogane in black

Yahoo!ブログ閉鎖に伴い移動しました。

正体不明のNPO トゥルービジョン (元記事の投稿日:2005年6月27日)

楽天ブログが閉鎖されてしまいました。削除されてもバックアップはとってあるので、復元はできます。

以下、元記事は楽天ブログに2005年6月27日に公開したものをそのまま復元した文章です。
参考:元URL(現在は表示されません。)
http://plaza.rakuten.co.jp/kuroganeyashiki/diary/200506270001/

<以下、元記事の復元内容です。>

******************************

この記事は、以下の4本の記事の続編です。

  1. 獅子身中の虫
  2. Why Story 自体のあやしさ

番外編1 それじゃさよなら、Stella144さん
番外編2 ホワイストーリーは去ったのか?
 

 

番外編の1と2は、この一連の「獅子身中の虫」シリーズで取り上げている「ホワイストーリー」を楽天日記で紹介することに熱心なStella144さんからいただいた掲示板への書き込みに対する、私の返答です。

お読みいただければ分かると思いますが、ホワイストーリーを紹介しているStella144さんに「統一教会」と「ホワイストーリー」の内容が共通ですよと指摘したことに対して、「そんな悪質団体の教義を知ろうとも思いません」という反応が返ってきました。

これは大変驚くべきことで、自らの信ずるものが「悪質団体の教義と一緒」と指摘されているのに、「そんなはずはない」でもなく、「それは私も調べましたが、こことここが、こう違います。全然別です。」でもない。はなから「知りたくない」なんだそうです。

ある物理学者が、一生懸命方程式を解いて、物理法則を解明したと思っていたが、革命的な発見をした一人の天才によって、その自分の理論が根底からひっくり返されてしまった時、「私はそんなもの知りたくない」なんていうでしょうか?

あるいは、自分は世のため人のために、いい事をしていると思って活動してたら、実はその活動理念が「悪の組織、ゲルショッカー」に繋がっていたことが分かっても、「そんなことは聞きたくない」というのでしょうか?

そんな反応を見せる場合があるとすると、一つだけなんですよ。

その自分の物理法則に凝り固まっているか「ゲルショッカー」に染まっているが表向きそれを言えないというね。

アインシュタインも1905年に相対性理論を発表した当時、数多くの物理学者を、アンシャンレジームに閉じ込める役割を果たした革命的な天才であったはずなのに、その彼でさえ、晩年には不確定性原理を否定するという過ちを犯している。

要するに、その理念なり団体に染まりこんでいなければ、そんな反応は見せないでしょう?と。

私だけではなく、少なくとも複数の方が、「統一教会=ホワイストーリー」ではないか?という疑念を、書き込みをして表明した、ということは、その背後には「書き込んではいないけれども、そう思っている人が、何倍もいる」ということを意味します。

ホワイストーリーさんの側でなんと言おうと、ここのページから飛んでいってホワイストーリーの内容を直接見れば、表面上のやり方や内容の両面でお互いに関係が「あるらしい」ことは極めてそうだと思うに足るほど疑わしいのですから、この「統一教会」と「ホワイストーリー」は別の目的を持った別の団体であることを、自らのHPで表明しておくことは重要なことだと思うのですが、それをも拒否しているようです。

それは「問題を本質から捉えて、解決の方向性を与え」てくれるはずの教育理念を人に勧める立場の人間にとっては、致命傷ですね。

まさしくアダムとエバが、無花果の葉で恥ずかしいところを隠したように、みずからの弱点を隠そうとする、「悲しい堕落人間の所業」であると申し上げておきましょうか。

まあ、双方とも意思の疎通を望んでいない状況ですので、このあたりの事は今日の話題の枕にして、本題に入ることにいたします。

<トゥルービジョンの曖昧さ>

トゥルービジョンというNPOがあるのかどうか検索をかけてみる。
(※ 以下の検索結果に関する記述は、2005年6月27日当時のものです。)

グーグルで、「NPO トゥルービジョン」の検索結果はこちら

NPO トゥルー・ビジョン」だとこちら。

どうも、うまく見つかりませんね。

で、本の出版が最初は2002年。この時は、トゥルービジョンの名前はありません。
それが2003年1月の「ホワイストーリー対訳本」から、トゥルービジョンの名前が出てきます。

ですから、2003年1月には、トゥルービジョンと呼ぶべき何者かが存在し始めていたのでしょう。それから丸2年半が過ぎましたが、NPO トゥルービジョンで何も出てこない、というのはどうしたわけでしょうね?

しかも、このトゥルービジョンには、懸賞論文の事しか書いておらず、果たして、この団体がどんな経緯でどんな目的の元に設立され、本社機能の所在地はどこにあり、NPO法人格の代表者は誰なんでしょうか?

一切、何もかいてありません。

ちなみに、NPOについてデータベース見たいなHPを見てみますと、色々、ありますね。ざっと、そのNPOの理念などと、HPで公開されている情報が一覧のようになっているのですが、たとえば国際協力なんていう項目で見ますと、こんな感じ

ざっと見ますと、代表者がないところもありますが、最低でも連絡先などは載っているようですね。

ま、この書き方は実はずるくて、別の項目で見ると、代表者も連絡先も掲載されていないNPOもあるにはあります。

たとえば芸術分野・・・

それでも、その両方の記載がないところは、



「団体紹介」
 私達は施設・病院・小学校などでの演奏と交流を目的に2003年1月に結成した「ボランティア管弦楽団」です。
  アマチュア演奏家が中心ですが、プロの方や音大生も多く参加しています。
 
私達は可能な限り「いつでも、どこへでも無償で訪問演奏したします」のでお気軽に声をかけてください。また、一緒に演奏していただいたり、色々お手伝いしていただける方も募集しておりますので、ぜひ私達のHPをご覧下さい。
 
「ホームページに掲載されている項目(☆:有 -:無)」
活動理念 活動規約(指針・方針)
活動報告 活動計画(今後の予定)
収支報告 法人格
代表者名 連絡先(住所・TEL・FAX)
メールコンタクトの可否 更新記録
その他 事務局所在地:東京都荒川区


のように、ボランティアで運営されているとかのようですね。

ちなみに、このサイトにはトゥルービジョンはありませんが、このサイトが全てのNPOを網羅しているとは限りませんので、そこをつつくのは違反でしょう。

何にせよ、少なくとも自分が見回したNPOの団体紹介に、活動理念と活動報告まで書いていないNPOは皆無だったと思います。ざっと半分ぐらいを見たのですけれど。

そして、このように、自分たちの内輪での活動をコツコツとやっている、という訳ではないのですよね。このトゥルービジョン

少なくとも、自分たちの関わった本を「読ませて」、懸賞論文をやっているのでしょう?

ボランティアでコツコツやっている団体と一緒で、「そういうのは載せないんです」っていう言い訳が通用するんでしょうか?

この「荒川アンサンブル」のように音楽活動を通して社会奉仕しようというボランティア団体が、連絡先も代表者も掲載していなくても、ちっとも怪しいとは思いません。

念のため強調させていただきますが、国際協力のNPOでは、最低でも連絡先が記入されているようです。ここは、この世界を本質的な問題から捕らえて解決し、しかもそのスケジュールも決まっていて、それを国際的に展開しようとしているNPOなのでしょう?

そんなに崇高な理念を持っているのに、代表者も所在地も分からない。

あえて、怪しいですね、と言わせていただきます。

それでは、その彼らがやっている懸賞論文について、次に取り上げてみることにします。

怪しい論文に続く